第三十六夜 20代を振り返って | Young Volunteer Network(YVN)

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信州上田で楽しみながら活動する青少年の仲間たちのブログです。

20代も残り二日



今日は20代を振り返りたいと思います。

(とても長い日記になると思います。お時間のある方お付き合い下さい)


20歳 成人式 

記録的な大雪が降って、交通機関は麻痺状態 それでもみんな成人式会場に来ましたね。

そのあと寄った定食屋のおばちゃんが、食事のほかに成人祝いといって「今川焼き(上田では「志慢焼き」という名)を山ほどサービスしてくれた。酒はルール違反をして飲んでたからあまり感慨深くなく乾杯したな。もう時効でしょ?笑


21歳 交通事故に遭う。

半年の大学休学。入院生活で自分のやってきたボランティア活動や福祉への考え方が、自己満足でしかなく自己欺瞞であったことに気付き、福祉への道を捨てる。(ボランティア活動だけは細々と続けたけど)大学の福祉コースも辞退。退学も考えたが、友人や大学職員の助言もあり在学する。


22歳 方向性を見失いながらも、バイト生活に明け暮れる。このバイト生活で仕事の大切な事を学ぶ。「アルバイトであろうと正規の社員であろうと、お客からみれば、同じその店の社員。お客様への対応と商品を取り扱う上での責任に変わりはない。」忘れられない言葉。


23歳 友人もなく大学生活をおくる。半年の休学が響き、留年が決定する。


バイトで親分(時給にはなんら関係ないが)になる。

卒業旅行と題して、後輩を巻き込み(ボランティア団体の代表交替式と名をつけて引っ張りまわしたなあ)、南国「沖縄」へ上陸する。

沖縄が太平洋戦争での激戦地であったことも考え、まずは上陸後直ぐに、戦没者の慰霊碑に礼拝したな。

最後のバイトの日、上司がカウンターで寿司を食わせてくれたなあ。

あと今でも愛用してる小銭入れをバイト全員で買ってプレゼントしてくれたな。



就職は自慢じゃないけど、内定は複数決まってたっけ。家から一番近い会社に決めたなあ。

特に理由もなかったけど。

そんなもんだから会社員生活は半年でリタイア。

ボランティアの会議でいまの職場の先輩(母親ほどの年齢だけど)と再会する。

それが縁でいまの仕事へ。この就職がきっかけで諦めていた夢に火が再燃。



24歳 講演デビュー。頭の中は真っ白だったね。



25歳 仕事が楽しくて充実してたね!ラジオ番組にも出たか。

この頃からボランティア学習を自身の研究の専門分野にする。



26歳 初めて全国を舞台にお国の依頼で講演をする。この日は、日頃の不摂生のおかげか39度の高熱が出てひどい目にあったなあ。でも熱のお陰で緊張どころでなく講演は成功。初めて全国紙に名前が出たっけ。



27歳 一番頼りにしていた親友の死去に耐えれず人生観が崩れ自暴自棄になる。

酒に溺れる日々。

今まで築き上げてきたものを自ら壊していった日々。

何があっても続けてきたボランティア団体も休止したな。

すべてを投げてしまった1年。ネット生活を体験する。逃げ場を求めてたのかな。でもここでの(ネット)逃げ場が非常に居心地良かったな。これをきっかけに出会いもあったな。



28歳 亡き親友の示した、ボランティアネットワークを創ろうと、私を信じて支えてくれた人たちと共に再起する。

必死という言葉は好きじゃないけど、必死に目指そうとする道を歩き出す。



29歳 夢をもう一度。

「有言実行」を果たすために勉強を再開する。

初めて執筆する。

10年以上ぶりの家族全員での旅行に出かける。(詳細は電車男日記を参照)



そして今日、あと少しで20代もおしまい。


10代が終わる時もそうだったけど何か感慨深いものがあるわけでもない。

生活が一気にかわるわけでもない。


ただ忘れちゃいけないのは、親友が託してくれた夢を実現させる事、自暴自棄になって傷つけてしまった人たちがいて、まだ謝罪する機会さえない事実。



20代を振り返れば、苦しくなると逃げ出して、何もしないくせにチャンスがないと嘆いて、上手く行かない事をひとのせいにして、失敗のいいわけばかりして、自立してないくせに都合いいときだけ親に甘えて、わがまま放題にひとを傷つけて・・・。



子どもの頃泣き虫だった私は早く大人になりたいと思ってた。

大人になれば強くなれる、泣かなくてすむって。

でも大人になればなるほど、辛い事は増え、泣きたい事が続いて、それでいて社会を舐めていた10代の頃を羨ましく逆に思ってしまって。



「情けない」そんな風に自分を振り返りかえってしまう。



でも取り戻したもの、親愛なる人々曰く「三角の目が丸くなったね」(いつも怒ったような顔をしていたそうです)笑顔を取り戻しました。



いつも真面目ぶって偉そうな事言っていて着飾っていた私から、素の私。(まあそれはそれでただのいい加減なライトスタッフなんだけど)

これを取り戻せたのは、親や兄姉や甥っ子や友人や後輩や職場の同僚たち、私が何に変えても守らなきゃならない大切な人たちが、必死に支えてくれたからなんだと感じています。



三十路に入ったら生活が何か変わるわけじゃないけど、変えて行く努力は人の何倍もしなきゃならない。



これから迎える日々は、きっと20代と同じように、出会いと別れを繰り返しながら、進んで行くんだと思います。覚悟もしなきゃいけない。でもその覚悟とおなじぐらい大きな気持ちで、自分の人生を楽しもうと思います。



だって「1度きりの人生だもの、やりたいことをやりたいようにやる!そう決めたら全力で進む」誰かの言葉の引用です。



でも、そんな生活を送ろうと思っております。

楽しむためにわがまま街道まっしぐらだった高校時代のころを知る後輩たちは恐怖するでしょうね()




20代最後の日記の更新です。(仕事の都合上更新できないと思うので)


さあもう夜も明けます!明日はきっと晴れるさ~。



縁あって出会った方、お付き合い頂いた方、支えてくれた方、皆さんの温かい優しさに心から感謝致します。


「ありがとうございました」& 「皆さ~ん。坂口が三十路になっても変わらぬご愛顧を!!よろしくお願いします。


※29歳と364日目に書いた日記より。