Newカメラ試写会 ～釧網本線・北浜駅～

早速休みが取れたので、先日（15日）にデジイチさんの試写会に出かけました。
…と言ってもやっと雪が溶けたばかりでまだまだ本格的な春は先の我が街。
桜を含めた花々はまだ蕾を固く閉ざしています。
どこもあまりに殺風景なので、超近場のローカル線のローカル駅に行ってきました。

知る人ぞ知る、釧網本線の北浜という駅です。
オホーツク海に最も近い駅ということで特に流氷の季節はかなりの観光客が訪れます。
かくいう私もかつて学生時代、初めての一人旅でここを訪れたことがあり、
ある意味思い出の場所でもあるのです。
あの時は、まさかここに住み、こうやって気軽に訪れることになるなんて想像もしていませんでした。
人生って面白いものですね。

駅舎の中はこんな感じで、訪れた人の名刺や写真等が数多く貼られています。
北海道の古い駅舎で良く見られる現象ですが、一体誰が始めたのでしょう。
良く見ると様々な言語で書かれているものが見られます。
こんな小さなローカル駅ですが世界的にも有名な観光地であることが伺えますね。
向こう側はすぐに海です。


この北浜駅、一応無人駅なのですが、駅舎の中に「停車場」というレストランがあるのです。
かつての一人旅の時にも列車の待ち時間に大きな荷物を抱えて入り、
流氷を眺めながらパスタと食後のコーヒーを頼んだ記憶があります。
今回、その時以来約10年振りに入ってみました。

メニュー的にはよくある洋食屋さんなのですが、
ホタテカレーとか、カニラーメンとか…オホーツク海ならではのメニューが揃っています。
私は今回ホタテカレーを頼んでみました。
大きくて新鮮なホタテ（半生ぐらいかな？）が4～5個入っていてとても美味しかったです。
そしてお店の中には古い列車にまつわるものが多々使われていて、旅情あふれる雰囲気満載。
かつて訪れた時は荷物の置き場所に困るぐらい観光客で混みあっていた記憶がありますが、
今回は季節的なものか、震災の影響か、他にほとんどお客さんがいなかったので写真撮りまくりました。

ホームにも誰一人としていませんでした。
この日は薄曇りで風が強く、視界が悪くてイマイチな天気でしたが、
天気が良ければ海の向こうに残雪を被った知床連山が見えます。
知床も見えないし流氷も無いけれど、それでも十分に見応えのある景色です。

これは北浜駅からもう少し東（知床寄り）に行った所の小清水原生花園近くで撮りました。
旅情あふれる1両ワンマン列車。
このあたりはあと2カ月もすると色とりどりの花が咲き乱れ、観光客が沢山訪れる場所なのですが（去年の様子）、
そんなこと想像できないぐらいに今はまだ荒涼とした風景です。


でも雪が無くなっただけ、これでも春なんです。