アルテック スツール60 ~リノリウム スコープ~ | モノとコト

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ちょっと間が空いてしまいましたが。

以前より気になっていたアルテックのスツールを購入しました(過去記事)。

 

 

scopeさん別注のリノリウムでお色はジーンズ(廃番色)、3本脚タイプです。

 

アルテックのスツールには周知の通り3本脚(60)と4本脚(E60)があります。

そちらに関しては、なんとなく3本の方が見た感じ好みだったのと、1935年当初のオリジナルの形だということだったので割とすぐに決まりました(4本脚は1970年代になってから登場したそう)。

脚が1本少ない分ちょっとだけ安いですしね。

ただ、当然4本脚に比べると若干バランスが悪いので小さなお子さんがいたりする場合は4本脚の方が安心のようです。

あとこれは大きな声では言えませんが踏み台的に使う可能性がある場合も断然4本脚でしょうか。

 

 

座面裏にはartekとscopeのステッカーが。

タイプによっては自分で組み立てる必要があるようですが、こちらは組み立て済みで届きました。

 

 

専用のフェルトも付いていたので早速装着。

テーブルやシェルフ等あまり動かさないものなら不要かもですが、イスにはやっぱり必要かな。

賃貸なので特にですね。

こういうの、最初から付属してくれるの本当に助かります。

 

で、迷ったのは色なんです。

いずれはscopeさんお勧めの3脚スタックを目標としている私。

今のところグレー系とブルー系で3脚揃えるつもりでいます。

候補は、

グレー系のマッシュルーム、ぺブル、アッシュ、ピューター(ややカーキ寄り)、

ブルー系のジーンズ、コーンフラワー、

辺りでした。

ただグレー系は3色とも在庫切れで12月にならないと再入荷しないということと、ジーンズとコーンフラワーは廃番で在庫限りとのことだったので後者2つで迷い、より落ち着いた色味のジーンズに決めました。

 

 

このスツールのリノリウムのカラー。

scopeさん始め色々な写真を見比べると分かるのですが、とにかく角度や照明、写真の撮り方に依って全く違った色に見えるのです。

上の写真はやや明るめのブルーに見えますが、一番上の写真だと濃いめのブルーと言いますかダークグレーっぽくも見えますよね。

 

 

 

こちらは落ち着いた渋めのブルーに見えます。

実物に一番近いのはこちらか…1枚目の写真も案外近いかな?

 

元はと言えば以前記事に書いた自分の部屋のデスクもどきに合わせたいなと思って購入したアルテックのスツール(過去記事)。

早速合わせてみました↓

 

 

そもそもがデスクではなく無印のシェルフなので相対的にやや座面が低く感じますがあせる

なかなか良い感じです( *´艸`)

でも基本的にはここよりもリビングのソファ横が定位置となっていたりします。

 

 

花を飾ったり、飲み物を置いたり、読みかけの本を置いたり…とにかくちょっと何かを置くのに本当に便利で、”スツール”として使うよりもテーブル的に使うことの方が多いぐらい。

実は以前はここに先述の無印のシェルフが置いてあったのですが、あまり収納するものも無く、天板をテーブル替わりにするぐらいで見た目的にもしっくり来ていませんでした。

それ故私の部屋に持っていってデスクにしてしまったわけなのですが、意外と”天板をテーブル替わり”として重宝してたようで何もないと結構不便でして…。

代わりにスツールを置いたら実用的にも見た目的にもめっちゃしっくり来たって言う。

 

 

あと、あまりお行儀の良い事ではありませんがあせる

テーブルでPC開いたり何か書き物をしながら小腹が空いた時等はこのようにサイドテーブルとして使ったりも…。

1プレート+タンブラーぐらいなら余裕で乗ります。

そうそう、梱包を解いて初めて実物を見た時の感想は、

「案外座面が大きいな」

でした。

なので座った感じも何とも言えない安定感があるんですよね。

 

 

キャンドルを乗せても良い感じ( *´艸`)

って言うか何を置いてもサマになるので、写真を撮る際にも重宝しています。

気軽にどこにでも持ち運べて、イスにもテーブルにも飾り棚にもなるフレキシブルさ。

我が家にはダイニングテーブルが無く、基本ローテーブル生活なので実際手にしてみるまでは、

「言うても使うかなぁ?」

なんてちょっと思ったりもしてたのですけれど、まぁ毎日あちこちで大活躍で。

これは本当に買って良かったなぁと日々実感しております。

大きなものは増やしたくない転勤族ですが、こちらならスタッキングすれば3つぐらいなら占有体積は大して変わら無さそうなのであと2脚、早く揃えたいなぁ。

 

ちなみに、scopeさんイチオシのこのリノリウムという素材。

聞いたことはあってもイマイチピンと来なかったので調べてみました。

リノリウムは天然素材由来の床材に使われることが多い建材のようで、その抗菌性や環境面から病院や学校の床に使われたりしているらしいです。

近年では塩ビのクッションフロアに取って代わられることが多いらしいとのことなので、それでなんとなく想像は付いたかなぁ。

塩ビとちがうのはその耐久性と、経年劣化による”味”だそうです。

どんなモノでも時間が経てば汚れ劣化することは避けられませんが、天然の良い素材はそれが味わいに昇華するのですよね。

”将来もゴミにならないモノ”

を売ることをモットーにしているscopeさんらしい別注品だなぁと思いました。

今でも高値で売買されている半世紀も前のビンテージ品を見ると本当に素敵で、私の持っているこのスツールもいずれこうなるのかなぁと思うと長く一生大事にしていきたい思が強くなります。

今ではもっとお手頃な価格でリプロダクト品等が手に入りますが、やっぱり本物を買って良かった。

まぁこういったところは自己満足の世界なのでしょうけれど…。

間違いなく上半期買って良かったものNo.1です。