『ログ出力について＜その３＞』

仕事上、イントラマート(v6.1)という製品を利用したシステムを開発しています。

infoメソッド以外にもメソッドを追加してみました。

debug

warn

error

fatal

/**
 * 初期化関数
 * ※サーバ初期起動時に本関数を１度だけ呼び出して下さい。
 */
function init() {
  // ログ関数を汎用登録します。
  Procedure.define("SystemLogger", new SystemLogger());
}

/**
 * コンストラクタ
 */
function SystemLogger() {
  this.debug = debug;
  this.info = info;
  this.warn = warn;
  this.error = error;
  this.fatal = fatal;
}

/**
 * システムログへログを出力します。
 * @param {String} level ログレベル
 * @param {Object} message メッセージ
 * @private
 */
function _echo(level, message) {
  // ログインユーザIDを取得します。
  var uid = Module.client.get("id");
  // システムログに出力します。
  echo(Format.get("%s¥t[%s] %s", level, uid, ImJson.toJSONString(message)));
}

/**
 * システムログへデバッグログを出力します。
 * ・ログレベルも合わせて出力します。
 * ・ログインユーザーIDも合わせて出力します。
 * ・ImJson#toJSONString(message)の変換結果を出力します。
 * @param {Object} message メッセージ
 */
function debug(message) {
  _echo("DEBUG", message);
}

/**
 * システムログへ情報ログを出力します。
 * ・ログレベルも合わせて出力します。
 * ・ログインユーザーIDも合わせて出力します。
 * ・ImJson#toJSONString(message)の変換結果を出力します。
 * @param {Object} message メッセージ
 */
function info(message) {
  _echo("INFO", message);
}

/**
 * システムログへ警告ログを出力します。
 * ・ログレベルも合わせて出力します。
 * ・ログインユーザーIDも合わせて出力します。
 * ・ImJson#toJSONString(message)の変換結果を出力します。
 * @param {Object} message メッセージ
 */
function warn(message) {
  _echo("WARN", message);
}

/**
 * システムログへエラーログを出力します。
 * ・ログレベルも合わせて出力します。
 * ・ログインユーザーIDも合わせて出力します。
 * ・ImJson#toJSONString(message)の変換結果を出力します。
 * @param {Object} message メッセージ
 */
function error(message) {
  _echo("ERROR", message);
}

/**
 * システムログへ致命的エラーログを出力します。
 * ・ログレベルも合わせて出力します。
 * ・ログインユーザーIDも合わせて出力します。
 * ・ImJson#toJSONString(message)の変換結果を出力します。
 * @param {Object} message メッセージ
 */
function fatal(message) {
  _echo("FATAL", message);
}

利用する際はこんな感じで実装します。

Procedure.SystemLogger.debug("デバッグ");
Procedure.SystemLogger.info("情報");
Procedure.SystemLogger.warn("警告");
Procedure.SystemLogger.error("エラー");
Procedure.SystemLogger.fatal("致命的エラー");

ログ（system.log）はこんな感じになります。

↓ログイン後（guest）に出力した場合
[yyyy-MM-dd HH:mm:ss,SSS]	251	resin-tcp-connection-*:8080-1	DEBUG	[guest] "デバッグ"
[yyyy-MM-dd HH:mm:ss,SSS]	252	resin-tcp-connection-*:8080-1	INFO	[guest] "情報"
[yyyy-MM-dd HH:mm:ss,SSS]	253	resin-tcp-connection-*:8080-1	WARN	[guest] "警告"
[yyyy-MM-dd HH:mm:ss,SSS]	254	resin-tcp-connection-*:8080-1	ERROR	[guest] "エラー"
[yyyy-MM-dd HH:mm:ss,SSS]	255	resin-tcp-connection-*:8080-1	FATAL	[guest] "致命的エラー"

今後はこれを元に出力ログレベルの設定ができるよう拡張すれば良さそうです。