☆湊 正俊さん 大企業の社員から社長への軌跡☆ | 自分で選べば運気が上がる!色と香りの効果的な使い方お伝えします。個性心理學でストレス解消のお手伝いもさせていただきます。

☆湊 正俊さん 大企業の社員から社長への軌跡☆



初めて湊正俊さんと出会ったのは平成23年の10月だった。「Facebookでオフ会を開催したい人いますか?」という呼びかけに応えて共に企画してくれたことがきっかけである。それから定期的にオフ会を企画して、新しい出会いを重ねてきている。新しい出会いは、新しい学びにもつながっているそうだ。

湊さんのすっきりとした細い身体のラインは、今も変わらない。真面目で知的な雰囲気もだ。静かに語る口調と穏やかな表情、笑うと目が無くなるところに魅力がある。以前と変わったところがあるとすれば、30歳から働いている塗料会社の代表取締役に就任したことである。以前よりも言葉に力がついてきたように感じた。男性は責任がある立場になると、当然のように風格が増すのだなと思った。

三重塗料株式会社は、昭和22年創業の松阪市に本社がある企業である。四日市市と津市に支店があり、従業員は経営陣含めて27人である。湊さんが慶応義塾大学を出てから就職したIBMを辞め、三重塗料で働き始めたのは30歳、現在は43歳である。この13年間は、決して平坦な道のりではなく、会社も経営的にはどん底の時代だったそうだ。入社当時は、全て手計算で在庫管理も伝票だったという。そのため湊さんはIBM時代に培ったITの技術を経営に導入するため、自らシステムを構築し、塗料について学んだのである。営業も事務もやれる、現場を知る強みを持った社長の誕生である。

湊さんは「学校で習うことと、経営で必要なスキルはまったく違う」と言う。大学ではコピーライティングもマーケティングも学んだことはなく、社長になるための授業はもちろん、営業マンを育てるための授業もなかった。そのため、学ぶことの必要性を強く感じているのだ。社長になったから今だからこそ、自ら外へ出かけて様々な知識を得るために人と会うようにしているそうだ。

「人で買ってもらっているんですよ」と湊さんは言う。塗料の値段はどこで買っても差がないから、「誰から買うか」ということに尽きるそうだ。どんな企業でも「人を育てる」ということは課題である。また、昔は黙っていても商品は売れて行ったが、今は時代が違う。加えて一人退職しただけで売り上げが落ちるようでは会社としては困る。そういうことがないように、社員全体のレベルを上げて、仕事に対する温度差がないようにしたいそうだ。そして、社長がいなくても仕事が回っていく体制を作り上げようとしている。

https://www.facebook.com/masatoshi.minato