効いたこと その2 | 日々是好日
おれは確実に感じるけれども、うつ、パニック、神経症というものは、ほんとに「体内時計の狂い」やと思うんですよね。

ふつう、人間は夜の10時を回ると意識が朦朧としてきて、眠くなる。
そして、朝の5時~6時くらい、朝起きた直後が、いちばん上機嫌。

これが、ただしい体内時計やと思います。


しかるに、おれはつい最近まで、夜に目が冴えて、日中は昼行燈のごとく呆然とし、呆然としたアタマでものを考えるからイライラし、寝起きの機嫌がわるかった。
起きた瞬間に、世界を呪うぐらいの機嫌の悪さでした。

有酸素運動が良いとか、温めるがよいとか、ヨガがいいとか、呼吸法がいいとか、漢方がいいとか、いろいろ聞いて、じっさいいろいろやりましたけどね。

それぞれ効果は大変ありましたけど、なんちゅうか、「フィット感」が少なかったように思います。

寝つきがよくなり、目覚めがよくなる-----この効果があったのは、減酒と日光浴でした。

酒で眠くなるのではなく、「日光疲れ」で眠くなる。
これがおれにとって、いちばん気持ちのいい眠けなのでした。

1時間歩いても、水泳をしても、ヨガをしても、筋トレをしてもおれは眠くならないが、紫外線に当たると眠くなるのでした。

たぶん、人ぞれぞれ「疲れるポイント」ってのが、あるんでしょうな。

おれは、どういうわけか、いくら筋トレをしようが、歩こうが走ろうが、ヨガをしようが、「夜眠くなる」ところまでは、疲れないのです。

もちろん、疲れるよ。
翌日もしくは2日後に、身動きがとれないぐらいの筋肉痛になる。
でも眠くはならないんです・・・

しかるに、日光浴だと、もうヘロッヘロになるですね。
直後は元気だけど、夜になると、どっと疲れる。

あたりまえですけど、一切動いてないっていうか、「横になっている」だけですもんね。
それなのに、夜になると、もう欲も得もなく、眠くなってしまう(いまも、もう相当眠いです)

で、これはまったく計算が合わないんですけど、痩せるんですよね。

最初、日光浴で汗かいたからじゃね?
とか思ったですけど、自転車で坂道を何十キロ走ったときの汗に比べれば、全然かいてない。
鼻の下にじわっと汗粒が浮かぶくらいですよ。
レスラーばりの、あるいはサウナのような滝汗なんか、出てないんですよね。

全然動いてないから、カロリーも消費してない。
メシも普通に食っているというのに?

ようわからんですね。ほんとにわからん。
でも、とにかく体重がこの1週間で2kgも減ったです。

なんだろ?

おれは、思うに、人によって、カロリーを消費する部分が違うんじゃなかろーか?
と思います。

つまり、おれは筋トレや自転車でびっちょびちょになるまで汗をかいても、眠くなるほどには疲れない。

しかし、ただの全身日光浴で、おれはヘロッヘロになるのである。

そういえば、海水浴にいくとおれはもう、20代でも夕方の8時から寝てしまっていました。


おれはたぶん、こと「眠り」と「ダイエット」だけに関してだけ言えば、呼吸器と循環器と筋肉をいじめても、無駄なのである。

たった1日30分、裸で直射日光にあたれば、夜になると気絶してしまう。

おれの弱点は、日光だったのかもしれない。
からだを使うより、あたまを使うより、日にあたることが、いちばん疲れる。

でもこの疲れは、気持ちええんですよね。

夜、半分ウトウト、すなわち半ウト状態で本を読んでいると、気持ちがいいです。
酒の酩酊状態なんかより、何倍も気持ちがいいです。