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昔話しパート13

皆様、大変大変お久し振りでございます。
ダンサー佐藤洋介です。

「昔話し」を始める前に…
先日、珍しくてエキサイティングで楽しいお仕事しました。
仕事の事書くのは多分これが初めてですが、滅多にない体験だったので書きます。

元はカポエイラで今はコンテンポラリー界で活躍しているPくんから誘いを受けたお仕事で…
「MLB開幕戦パフォーマンス」
とゆう事で、メジャーリーグが東京ドームで開幕戦を行い、試合開始前のイベントでダンサーを器用して下さり、そこでダンスパフォーマンスしてきました!!

メジャーリーグとゆう事で「日本の文化」を意識した物になり、
戦国の合戦をイメージしたパフォーマンスを披露しました。

日本舞踊のAさん。
鼓のOさん。
を囲む、男性ダンサー約20名。

ダンサーが赤組と青組に分かれ、合戦をする。
赤組の大将が私。青組の大将がPくん。

3/29、17時半。
グラウンド内は転換中、球場のセンター付近のでっかい扉から、赤と青の鎧を纏った二人の武将がヒッソリと登場。顔には歌舞伎風のメイク。

グラウンドの一番外側をのしのしとベンチ横の出入口へ向かう。

「ぁなんか出て来た…」、「何あれ?」、即座にカメラ構える人等…
試合前なので満席では無かったにしても、メイビー3万人位?の前をのしの歩いて行く。(とはいっても、あのただっピろい球場の隅っこを人1人がただ歩いてるだけなので、全然気付かない人もいたとは思うが…)

あの緊張感、爽快感、誇らしげ感…気付いて見てるお客さんには意味が分からないだろうがもうなり切り「我は戦国武将なり!」、あのどでかいグラウンドそして大観衆前にしての堂々とした「歩行」は、たまらなく気持ちが良かった。
しかも距離が長~い!定位置に着く迄三分は掛かったか。

定位置で待つ間、メジャーリーグの選手や外国人スタッフが物珍しそうに、こちらの緊張お構い無しにシャッタータイム。(外国人大好きですから、歌舞伎とか侍とか…)

暗転…
和風な音楽が流れ、武将(Pくんと私)がホームベース1塁2塁3塁の真ん中付近に正座で対峙して正座・・
「ぃいよぉ~…ッポン!!」センターの扉から男共20名が走り込んで来てダンスパフォーマンス開始…。


いや~時間が無く、ほんの数回のリハで結構大変だったけど本番は最高だったんだな!
有難う!Pくん!

どこかで調べて観れないのかなぁ、私も観た事無いので見つけたら教えて下さいね。


そして…昔話し。

オーディション当日…

当時(今はどうなってるかしらないが)TDLの裏の一部に大きな稽古場があり、そこで振付けを受け、審査員その他関係者(何人位居たかなぁ、10人は居たかなぁ)の前で三人づつ踊りを審査される。

今でも覚えてるメチャクチャ緊張しましたよ!何やったんだか殆ど分からないまま終っちゃってさ、後悔の残るオーディションです…オーディションってのはそんなもんです(私の場合)。

オーディション終了間際、アピールタイムが設けられ「アクロバット等何かやれる方!?」的な。
そこでひょっこり前へ出た男性「ウィンドミルやります」(ブレイクダンスの基本的な技の一つで、逆さになって足を広げて床をグルグル~!って…気になる方はどっかで調べて見てみて下さい)。

「うお~すげえ~」
満足に踊る事が出来なかったからなぁ…よし!ここはひとつあちきも・・
「練習中ですが自分もやります!」(ヨイショ)、「グルングルン…ドカッ、グルングルン・・」

フ~できるだけの事はやった…!
後日結果…

「合格」!!

やった~!夢と魔法の王国のダンサーだぁ!!
これには鬼の父も驚き喜んでくれた。


オリエンタルランドに契約社員として入社する。
兄から借りたスーツに身を包み入社式。とにかくこれからの事にワクワクして気分は有頂天。
後日、稽古場で振り付けが始まる!!


つづく

昔話しパート12

寒いですねぇ・・・やっと冬らしくなって来ました。
冬好きです。まぁ「春夏秋冬」それぞれのよさがあり、全部好きですが・・。冬の後半になると雪がチラつき、その中で吸うタバコが・・ん~最高です。あの寒さが長引くとしんどいのでしょうが、その後の「春」が最高に気持ちがいいですよねぇ。
そう考えると、春が一番好きかも。永い冬の後の「春」が。
・・・さぁ昔話し、まだ続きます。


とにかくとりあえず・・・
アルバイト→ボビー→ボビー→アルバイト、この繰返し。

今でも覚えてる辛~いバイト・・いわゆる「工事現場」。

ビルを取り壊していて、細かくなった石クズを袋にパンパンに詰め、3階又は5階を行ったり来たり・・終電の時間帯~明け方迄やる。

動き易い適当な格好をしてヘルメット&軍手&マスクを装着。
砂埃の中ビルの中を行ったり来たり・・・
喉痛いわ鼻から息できない程鼻の穴詰まるわかつ重いわうるさいわ・・勿論休憩挟みつつだが夜中じゅうずーっと。
超大変だなと!!

あの時よく同じ現場になった5 、6歳年上でお名前は忘れたが、結婚していて子供がいるとか・・
飯休みなんかで2人でよく一緒に居たあのお兄さん、今はどーしているか・・・。


そしてもうひとつ・・「引越し屋さん」。
キズをつけずに細心の注意を払って運び出すそして運び込まなくてはならない。
若さ故の「根拠の無い自信」みたいなものがあって、引越し屋さんを甘く見ていた。
予定より早い時間で、「バイト君今日はもういいから」なんて言われた日は・・「ぁそーですか?お疲れ様で~す(イヨッシャ~!!)」。

「工事現場」も「引越し屋さん」も辛く厳しいお仕事です。
あんなに辛くてだいたい「7000円位」。夜中ぢゅう働いてお金受け取ってそれを見た時いつも思ってた・・「社会って、厳しい・・」。


次は何しようかとバイト雑誌「フロムA」。

これに1ページ丸々大きく載った『D.Lスタッフ大募集!』
「あの夢と魔法の王国で働けたら楽しそうだなぁ」いざ面接へgo!

ドでかい体育館みたいなとこで、何十人が一斉に個人面接。
すぐ近くには「夢と魔法の王国」それだけでもうワクワクしながらの面接。

結果・・「残念ながら・・」
え!?俺は夢と魔法の王国では働けないのかい!?

「フロムA」へ・・・

『モデルオーディション』
「ん?モデルかぁ~よし!受けてみよう!」
自分なりにお洒落をして(今思えば千葉のどっか田舎の垢抜けない少年風だったと思われるが)新宿南口からのビルへgo!
・・・新宿駅からなかなか出られず、
「なんてドでかい駅なんだ!!(怒)」

面接を済ませ数日後・・
「またの機会に・・」ファック!

そしてまた「フロムA」へ・・・
パラパラパラリ・・・!!
『D.Lパレードダンサーオーディション!』
これは!!?
ダンスの世界には、バックダンサーだけじゃない、こーゆーお仕事もあるんだね。
いざ、オーディションへgo!!

つづく


昔話しパート11

全てはこの時の為に・・・総ては踊る為に!!
3年と半年の思いをぶつける・・・。


海員学校3年の後半、周りの皆は就職活動をし始めた。船関係ならば就職率100%の海員学校・・・
タンカー、フェリー、タグボート・・・
担任のT教官には「僕はダンサーになりますから」とは伝えてあるものの、船関係の物も一応決めなくてはならず、
私が希望した船は・・・
「サルベージ」(分らない方は、映画アルマゲドンをご覧あれ!)。
理由は、楽しそうだったから(アルマゲドンでのサルベージが)。

T教官は目を丸くした。
「佐藤、あれはなぁもっとはっちゃけてる活きのいい男に合うもんなんじゃぞ~!?」(確かに、アルマゲドンでも皆はっちゃけてたなぁ)

それでもやるなら「サルベージ!」と心に決めた。
その時は真剣に悩んだ・・・どーしても先の事を考える。なんの行く宛ての無いダンスの世界に身を投じるか、一応安定した職サルベージ船か・・・しばらくの間真剣に悩んだ。

でも、自分がどーしてここに居るのか?何で全く興味無い船の学校になんて居るのか?
・・・全ては踊る為。全てはあの「鬼の父」を納得させる為!
そう思ったら、必然的に紙には・・・
第1希望「ダンサー」
と記していた。


試験会場(横浜だったかなぁ)、私は「四等航海士」&「四等機関士」の試験を受けられる資格を持っている。

結果(いきなり!?)・・・
四等機関士は落ちた(さっぱり分らなかった)が、四等航海士は合格!!

それを鬼の父に見せ・・・
「じゃあ、踊るね」
父・・・
「コクリ」だったか「ああ」だったか忘れた。でも笑顔だったのは覚えている。


ッサ~!!どうするぅ!?どうするぅ!?どーすればいいんだぃ!?
・・・本当そんな感じだったと思う。勿論3年半掛けて一応認められた事には最高だったけど・・・

・・・「何はともあれまずはボビーだな!」バイトしらながらボビーだな!


因みに、あの時から13 4年経った今では、
船の「ふ」の字も分らない位船の事忘れました。

免許証?
どっかいっちゃった。


つづく
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