偏執症(パラノイア) | 松本洋介のブログ

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トレンダーズの営業取締役、松本洋介の日記です。
主に仕事のことを書いてます。

「Only The Paranoid Survive @SV.」
(シリコンバレーではパラノイアのみが生き残る)

とは、
半導体の覇者インテルの創業者アンディ・グローブの名言として
割とベンチャー周りでは有名な言葉です。

偏執症(パラノイア)という単語を辞書を引くと
神経症の一種で、妄想にとりつかれた精神状態だとか
あまりいいことは書かれていないのですが

グローブは

「一つのことをとことん追求する点において
常人をはるかに凌ぐほど、常にその事を考え
徹底的に思考を巡らし、固執し、執着し
まるで取り憑かれたかのように向き合わなければ
シリコンバレーでは成功しない」

という意味で偏執症(パラノイア)という単語を使っています。

そう言う意味で、
偏執症(パラノイア)という要素は

常に課題が山積する状況の中、
自分が信じる未来を目指して
1つ1つの課題と向き合い、諦めずに
石をも貫く強い信念を持って、
事業を推進していくべき、ベンチャー経営者にとっては
非常に重要な要素だと思うわけです。

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僕のボスである経沢さんが
新しい本を出しました。

『自分らしい人生を創るために大切なこと』

前々から

「毎朝早起きして、1日●文字ずつ
書きためてるんだよーーーー」

とずっと聞いていた僕としては

経沢さんのお腹の中で
ずっと育ってきた子供が
ようやく出産されたかーー、みたいな感覚です。

本を読ませて頂いた感想としては
「経沢さんらしい言葉が、これでもかと書き綴られているなー」と。

きっと経沢さんの主人を除けば、
世の男性の中で、最も同じ時間を共有ている
トレンダーズの経営メンバーとして

僕が知っている「経沢さんらしさ」と
世の中から見られている「経沢さんらしさ」には
すごく乖離があると思う。

そして、この本に書かれている言葉たちは
僕が知っている「経沢さんらしさ」で溢れているな、と感じました。

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経沢さんは、
彼女のブログタイトルにもあるように
「人生を味わい尽くす」という言葉を
まさに地で行く人だと思っています。

でも、その「人生を味わい尽くす」という
言葉の意味、ニュアンスは
きっと、周りが想像しているモノとはちょっと違う。

仕事でも活躍して、
素敵な人脈に囲まれて
幸せな家庭を持って
美味しいレストランで美食を味わい
綺麗な服を着飾って
世界中を旅行で飛び回る

そう言う意味での
を味わい尽くす」的なニュアンスではなく

楽しい事も、辛い事も
得意な事も、苦手な事も

嬉しい局面も、苦しい局面も
叶えたい夢も、その為の苦労も

人生というドラマにおいて
自分に訪れるプロセスを

全て自分自身で向き合い、
自分なりのポリシーを持って
自分なりの正解を探しながら

ポジティブに1つ1つ乗り越えていくことで
自分らしい人生ストーリーとして彩っていく。

そんなニュアンスの「味わい尽くす」という意味だと、
近くにいて感じています。

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よく周りから
「社長ってどんな人?」と聞かれるのですが

さすがに近くにいすぎて
普段は、なかなか客観的に
見れなくなっている面もあるのですが

今回、経沢さんの新著を読んでみて
改めて、客観的に「経沢さんらしさ」について
色々と気付くことが多かったです。

僕から見た経沢さんらしさとは
まさに、冒頭に書いた「偏執症(パラノイア)」という
ニュアンスがピッタリな方です。

一見、社交的でノリも良いので
「イケイケ女社長」的な見え方だったり

色々な大御所社長たちにも縁があるので
「銀座でも生きていける女」的な見え方だったり

もしくは、家庭も円満で、見た目も綺麗(←お世辞)なので
「いわゆる勝ち組」的な女性として

よく僕の周りの友人からは
そのように言われる事が多いのですが

確かに、そういった面も
一面としてはあるのでしょうが

一度でも一緒に仕事をした事がある人であれば
分かるかと思いますが

近くにいると、
その華やかさとのギャップが
良い意味ですごいです。

まず、何と言っても
本当に、良く考える。

1つのモノゴトを、
本当に、しつこいぐらいに、病的に
グルグルと、あっちから、こっちからと
徹底的に考える。

少しでも成功確率を上げる為であったり
誰かの心境を慮る為であったり。

そして一度決めたら諦めない。
それこそ、まさに偏執症(パラノイア)のように。

その根性と胆力には、
一緒に仕事をしていても
驚かされる事が多いです。


だから、結果として
自分が味わい尽くしたい人生を

一つ一つ丁寧に、
諦める事なく叶えて行く事が
出来ているのだろうな、と。

この本には、
こうすればあなたも成功する!
みたい、魔法の方法は書かれていませんが

一歩ずつでも、
人生を自分の願う方向に
舵を進めて行きたい方にとっては

きっと役に立つであろう
心構えが書き綴られていると思います。

様々な情報が氾濫し、
人々の生き方や、描くキャリアも多様化し、
ステレオタイプなロールモデルも崩れ、

そんな中、悩んでいる人達に向けた
一見、手軽そうなHOWTO本が本屋にも溢れていますが

こんな今だからこそ、
こうゆう、一見は遠回りなように見えて、
でも、だからこそ本質的な
『考え方、心構え』が
大事なのではないでしょうか?

働く男女はもちろん、
学生さんにもオススメです。

身内贔屓な意見ですが笑