ユーザーインターフェースには徹底的にこだわるべし! | WEBクリエイターの木

ユーザーインターフェースには徹底的にこだわるべし!

インターフェースがこれからのWEBにはどれほど重要かというお話。


僕は今、農家のおじさんたちが使うWEBシステムを販促しています。直接生産団体に行って、携帯電話やパソコンを使ったWEBアプリの操作説明などしてます。


農家のおじさんというと平均年齢は50過ぎあせる

「○○さんは若いからねぇ。」というと大体40歳くらいです。


もう数年前から販促していますが、やっとのことで農家の人が「システムをやってみるか!」という気になってくれても、システムのインターフェースのまずさでつまずいてしまうことは多いです。


たとえばログイン認証の画面で、ユーザIDとパスワードをなんとか入力してもらっても、「ログイン」という言葉の意味がわからずに怒ってシステムを辞めてしまったおじさんもいます。


その後、ボタンのラベルを「開始」にしたことでその問題はクリアしました。

メニューのラベリングがいかに大事かということを切実に悟りましたしょぼん



また、毎日のように「○○のボタンはどこにあるのさ?」といった内容に答えるコールセンター業務もやっています。直接農家の方が操作を見ていると、WEBでつまずくポイントがわかってきます。


ボタンと機能が多すぎてわからないという意見が8割。項目名の意味がわからないという方が3割。


画面があちこち飛ぶので、ADSLであっても画面の切り替えが一瞬白くなることが慣れない人には苦痛。

なにもこれらは相手が農家の人だからというわけではないと思います。


最近ヒットしているWEBサイトはわかりやすく単機能なもの。もっといえば、パソコンではなくハードそのものが使い方を語るものがヒットしている。iPodとかニンテンドーDSとかWiiとか。


「メールは孫とするが、iモードは使ったことない」という人、多いです。


しかし、一方でこんなこともあります。


むしろ不得意な人が「これなら俺にもできんべな(できる)」と言ってくれたときには、その団体の中で爆発的に普及します。キーマンの人は、ITに不慣れであることが多いです。直感タイプが多いからかな、と思いますが、今のWEBは直感的に動く人からだいぶ遠いのだと思います。


逆に技術者は「こんなこともできるから」と、ついつい機能とボタンをすぐに増やしたがってしまいます。

ひとつの指標は、機械に強くない女性でもなんなく使いこなせるもの。そのためのインターフェースのデザインは、ボタンを削れるものは削り、機能を削れるだけ削り、とてもオシャレで簡便なものを追求しましょう。