岐阜・飛騨市~祭りの町で復活!伝統の提灯~ | アジアの季節風

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 テレビ朝日で何時から始まったのか良く知らないが、「人生の楽園」というそこそこ有名な番組がある。土曜日の夕方6時からの30分番組だ。

 

 私はそれを毎回ではないにしても、非定期的にだが晩酌をしながら良く観ている。特に他に観たい番組がない場合が多いが。

 

 そして先週の土曜日にもそれをたまたまだが観た。その時は「岐阜・飛騨市~祭りの町で復活!伝統の提灯~」というタイトルだった。

 

 ネットで検索してみたら、その番組についてこんな説明がなされていた↓。

 

建築会社で現場監督の仕事をしていた野中早織さんは50歳を過ぎたら何か他の事をしたいと考えておられたそうです。

 

そんな折「古川の最後の提灯屋さんが廃業」という話を聞きます。

 

その提灯職人の女性を訪ね、教えて欲しいと何度も懇願したところ弟子入り決定「白井提灯」最後の職人数川寛子さんから2年間にわたり提灯作りを学びました。

 

2020年飛騨古川提灯の伝統を受け継ぐ『野中提灯』をスタートされたそうです。

 

みなさんもご一緒に確認していきましょう。

 

 日本の伝統工芸と言われるものには色んな分野のモノがあるようだが、提灯作りというのもその一つのようだ。

 

 動画にもそれがそのまま残っていたのでそれも紹介します↓。

 

 

 番組を観ていると中々大変な技術と材料の選定、型や道具等が必要となるのが良くわかる。

 

 特に提灯の骨組みを作る型や道具があれ程上手く工夫されているのには感動した。


 昔の人は本当に偉いものだ。良くこんなものを考えられたなと思って感心するばかりだった。正に先人の知恵というものだ。

 

 恐らくこれに限らず、日本の伝統工芸と呼ばれるものの中には、これと同じようなレベルの大事なものが日本各地には沢山あるような気がする。

 

 しかし昔から代々受け継がれてきたそれらの伝統を守る人が段々少なくなっている今日、野中さんのような人が出て来てくれたのは本当にありがたいことだ。

 

 私は未来への橋渡し役みたいなものです、みたいなことを野中さんは話しておられたが、本当にエライ人だと思う。中々出来るものではない。

 

 そして国や自治体もこういうことの保護に、もっと予算を回してほしいと思うばかりである。