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僕はこれを副産物という。
一つの目的を追いかけて探求研鑽をしていった過程で
手に入れた資産だ。
まず一つがマンツーマン個別指導授業だ。
個別指導と聞くとよくある塾の授業形態だが、僕らは開校当初から
自立学習指導にこだわってきたので生徒の隣にべったりついて
授業することはしていなかった。
しかし自立学習指導を研鑽していく中で、生徒の学習歴や習慣、学力や性格タイプに
よってはマンツーマンでじっくり見ていく方が学習効果が高い場合があることが
わかった。
そう、それはこれまでまったく運動してこなかった人に運動させても
できないように、ちゃんと勉強してこなかった子に勉強させても
できないのだ。
運動してこなかった場合、筋力が低いし、体幹は弱いし、体力もない。
この状態でトレーニングをすると怪我したり、身体壊したりする。
なのでまずはウオーキングしたり、軽い負荷を与えた筋トレで筋力をつける
ことから始める。
勉強も同じでどれくらい集中できるかとう学習体力というものがあるし、聞く、話す、言葉の理解、
学年相応の基礎知識が無い状態で勉強させても、吸収されないし学びも得られず苦しいだけに
なってしまう。
そこで我々編み出したマンツーマン個別指導方法は個々の状態に順応した授業を実行する。
学年通りの学習単元を無理矢理進めるのではなくその単元の躓きの根本から引き揚げていく。
もちろん、理解度も高くはないので3歩進んで2.5歩下がりながらも根気よく進めていく。
急に成績が上がることなんてない、ちゃんと土台作りが必要なのだ。
自立指導を徹底的に研鑽していく中でどこが躓きポイントなのか、どこで差し込み、どう伝えれば
わかるのかを経験してきたのでマンツーマン個別指導授業も指導方法は徹底してくる。
この授業形態を加えたことでまた一つ支えられる生徒の幅が増えたのだ。
もう一つは一斉集団指導。これについてはまた次回。