弁護士はAIに取って代わられない | 弁護士吉成安友のブログ

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荒川区西日暮里に事務所を構える弁護士。
大分県豊後高田市の若宮八幡神社の宮司を900年務める家に生まれ,神職資格を持つ。
Rockな魂と仕事への情熱であらゆる分野で最強を目指し日々研鑽しています!

 今週の週刊エコノミストは,AI時代の食える弁護士という特集をしています。

 私は,これをドコモのdマガシジンで読みました。

 dマガジンって,月額500円で多数の雑誌が読めて,情報収集源としてめちゃくちゃコスパがよいです。

 回しもんじゃないですよ(笑)

 ちなみに,dマガジンで読み放題の味をしめ,kindle unlimitedも始めました(笑)

 さて,この特集の中で,モリソン・フォスター東京オフィス代表のケン・シーゲル外国法律事務弁護士のインタビューがありましたが,シーゲル氏は,社内弁護士の仕事の一部がAIに取って代わられる可能性があることを指摘しつつ,「我々のような弁護士事務所としては,今のところAIの挑戦を受けていない。少なくとも我々が生きているうちに,提供しているサービスがAIに取って代わられることがたくさんあるとは思えない。」と述べております。

 これは私もそう思います。

 例えば,訴訟でも,一昔前にはやった過払い金返還請求事件などは,AIにかなり置き換え可能だと思います。

 しかし,通常の訴訟案件は,事情が千差万別で,フルオーダーメイドです。

 それゆえ,AIへの置き換え不可能。

 将棋で,人間のプロ棋士がAIに敗れるのがショッキングでしたが,これは,将棋が如何に複雑といえどルールが明確に限定されているためです(個人的には,トップクラスのプロが本気でAI対策を始めたら,AIが人間に勝てなくなる日も来るんじゃないかと思ってますが)

 訴訟では,そのような限定がない上に,人間の心も絡んできますから,AIが弁護士に取って代わるようなことは,少なくとも我々が生きているうちには起こらないでしょう。

 それよりは,当事者の主張,提出証拠からの判断という限定がある意味で,まだ裁判所がAI化されるという方が現実的かも・・・

 まあ,AIに決められるという方が納得感がなさそうなので,それもまた現実化しなさそうですが・・・

 
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