つい最近のことですが、娘の態度に激怒する出来事がありました。
朝家を出るのがギリギリになった娘は、「あああ、もう遅れる〜〜!」と叫んでいました。私は、「走りなさい!」と一言。そして慌てて出て行きました。
数分後、電話がかかって来て、スクールバスに乗り遅れたというではありませんか。
高校生ですから、自己責任ですから、電車で行けばいいのですが、最寄りの駅まで車で送ってあげると、まぁ20分くらいは短縮できるので、車で駅まで送って行くことに。なんし、スクールバスなら30分で行くところ、公共交通機関を使えば1時間半はかかりますから。
車の中で娘は非常に不機嫌。そして、
娘「遅れる!って言ったでしょ。その時バス停まで送ってくれたら間に合ったのに」としゃあしゃあと言う。
私「それじゃあ、送ってって言えばよかったじゃない。どうしてはっきり言わなかったの?」と尋ねると、
娘「だって、送ってって言えばお母さん不機嫌になるじゃない」
私「あたりまえでしょ! 自分が少し気をつけて早く準備すれば遅れることもなかったものを、その不注意のために余分な仕事を強いられて、誰が嬉しいものですか!?」
娘「ほら、怒るじゃない!」
私「なに、その態度。こうやって駅まで送っていってあげてるのに!」
娘「頼んでないよ。お母さんが送ってあげるっていったんじゃん!」
この時点で、私は車を路肩に止めて、娘に車から降りろ!と命令しました。降りて自分で学校に行きなさい。
自分が必要としている手助けを相手にちゃんと伝えて、的確な補助を受け、それに対して感謝の気持ちを表す。簡単なようで出来ない人は五万といる。
- 自分の不備を認めたくないから
- 人の力を借りるのが、借りを作ったような気になって後ろめたいから。
- そもそもどのような助けがいるのか明確に伝えることができないから。
- 弱い立場になりたくないから。
と、いろんな理由から、人の助けを明確に頼まないくせに、人に助けてもらえるように状況を作って行く。私は、これは非常に卑怯で姑息な態度だと思っています。特に、困ったわどうしようとこれ見よがしに困って見せて、え?どうしたの?大丈夫、やってあげるよ、と他人の助けを借りてしまうぶりっ子が大嫌いです。
この日の娘の態度はまさにそれでした。
車から降りろをすごい剣幕で言われた娘は、自分のしたことに気がついたのか、兎に角状況の悪さを察し、お願いですから駅まで送ってくださいと頼み直しました。
困ってる若い可愛い女の子はとっても可愛い。放っておけない存在で、それを利用する女は山ほどいる。私は娘に、上手に人を使い、世渡りがうまいだけの人間になって欲しくない。
学校では教わらない基本の「き」。学校の勉強より大切だと私は思っています。
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