※2014年9月16日のコラムの再アップです。



自分の世界に出現する現実。

時に、勢いが増して
その現実に圧倒されることがある。

そんな時は、誰しもが、
その勢いに負けまいと、
コントロールというハンドルを握る。

なんとかこの荒波に溺れないように
なんとかこの現実に飲まれないように。


でも、結局そのハンドルは無駄なのだ。

時に、自分よりも現実が早い、
という事がある。

そんな時は、現実に追いつくのが
精一杯で、息も絶え絶えだろう。


そんな時だからこそ、
そのハンドルから手を離そう。

手を離して、その現実の行く末を
見届けるのが一番だと思う。

勢いがいいなら、
その勢いに乗ってみることだ。

進んでいる現実をコントロール
出来るほど、人間は強くない。


世界を自分を信じるなら
コントロールを手放すこと。


どこに運ばれるのか分からなくても
運ばれてみたら良いと思う。

それが、全てを信頼する、
という事だし。


現実に身を任せてみる。
これが出来るようになると、
自分を有利に運ぶ達人
になれる。