1月12日で17年 (その3) | 知財業界で仕事スル

知財業界で仕事スル

知財業界の片隅で特許事務所経営を担当する弁理士のブログ。

最近は、仕事に直結することをあまり書かなくなってしまいました。

本人は、関連していると思って書いている場合がほとんどなんですが…

幕末/明治維新の時代とは別のタイムスロットでみてみる。

私は1956年生まれで、今年56歳になる。太平洋戦争が終わったのが1945年。実は、私が生まれたときには終戦から11年しか経っていなかったのだ!

56年などといわず、私が米国に住み始めてからの17年を当てはめたとして、1956年が17年目だとしたら、その最初の年(1939年)に第二次世界大戦が始まるのだ。その少し前には二・二六事件や盧溝橋事件が起こり、ダーっと戦争になって、大量の人が死に大敗戦へとつながっていく。


子供の頃、太平洋戦争は遠い昔のように思えていた。そしてその感慨をずっと持って年月を送ってきた。

しかし、今考えてみると、私が生まれたときは終戦からたった11年しか経っていなかったのだ。“たった”の11年だ。

現時点から遡って11年。私にとっては激動なんてものは無くて、ただただ安楽な日々を過ごしてきただけのような気がする。終戦後の11年間には、餓死する人が出るまでに日本は悲惨な状態が出現していた。


次に、56歳、すなわち56年でみてみる。

1956年から56歳分遡ればピッタリと1900年。2000年に21世紀を祝った記憶はまだ新鮮な感じがあるのだが、1900年は20世紀の最初の年だ。
日清戦争と日露戦争との間。

1900年に生まれた人は、私が生まれたときには、私の今と同じ年齢、56歳だった。


“時間”というものは、物理学としても不思議なものだが、生身の人間にとっても不思議なものだ。