書籍代$1.99 | 知財業界で仕事スル

知財業界で仕事スル

知財業界の片隅で特許事務所経営を担当する弁理士のブログ。

最近は、仕事に直結することをあまり書かなくなってしまいました。

本人は、関連していると思って書いている場合がほとんどなんですが…

情報がFreeに限りなく近づいていくといわれているが、情報媒体の1つである書籍も急速に安くなってきているのを感じる。


この前、Amazon.comでKindle用価格で特別1日セールで出ていた書籍の価格は$1.99。…買ってしまった(笑)。


いくら電子データを買うだけで、紙代とか、書店代とかがかからないとはいっても、$1.99は安い。


買ったのは著名な著者の作品だが、出てしばらく経っていて、今では$9.99とかで売られているようだ。そこから著作者が著作権料としてもらえるお金は1冊あたり$1.99くらいになるのだろうか?

もしそうだとしたら、これは単に情報流通過程で革命的な低コストが実現された結果なされ得た低価格であって、著者は本がたくさん売れて著作権料がたくさん入って嬉しいことはあっても、損をすることはない、ということなのであろうか。

もしそうだとしたら、これはすばらしいことだと思える。


IT技術が発達して、情報流通の部分ではタダもしくはタダ同然の状態がどんどん作られてきている。これを、流通業に携わっている人の生活を守るためという理由で制限しようとする動きには私は与しない。変化は変化として受け入れるべきだと思う。「受け入れる」というのは、自分の古い仕事がなくなってしまうことを受け入れるという意味だけではない。その変化を受け入れて自分自身が変化していくという意味もある。圧倒的に重要なのは後者で、今までの自分のままで居れるように変化を拒絶するのではなく、自分の方から率先して変化に適応していくのである。

$1.99。一杯のコーヒーより安い。これは、買いだろう!