米国特許庁 売り上げ減 | 知財業界で仕事スル

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知財業界の片隅で特許事務所経営を担当する弁理士のブログ。

最近は、仕事に直結することをあまり書かなくなってしまいました。

本人は、関連していると思って書いている場合がほとんどなんですが…

U.S. patent office shortfall worsens
Reuters Jun 23, 2009
http://www.reuters.com/article/americasRegulatoryNews/idUSN2310712720090623


この記事によると、1月・2月の特許関連の収入が6.9Mドル/日だったのに、4月・5月には6.2Mドル/日と下がってきているらしい。さらに、先週はそれが5.9Mドル/日だったとのこと。

米国特許庁では、すでに120Mドルの予算カットを行い、さらに残業の削減で20Mドルの削減をする予定だそうだ。さらに、商標側で発生する予定の60Mドルの利益の一部を特許の方に回せるよう、また10Mドルの特別予算を一般会計に組み入れるよう議会に働きかけている。

なかなか米国特許庁の“景気”も大変なようだ。
レイオフ一時解雇といった手段は避けたいとしているが、さてどうなることか?

それにしても、ついこの前まで、出願が増えに増えて審査が遅延し、それをどうするかというようなことが問題になっていたのが、ウソのようだ。今では人余りが生じている! Patent Reformなんか考える必要がこれでなくなってしまったといえるのではないだろうか?