ここにも無茶な弁理士 | 知財業界で仕事スル

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知財業界の片隅で特許事務所経営を担当する弁理士のブログ。

最近は、仕事に直結することをあまり書かなくなってしまいました。

本人は、関連していると思って書いている場合がほとんどなんですが…

ここにも、別の意味で無茶な弁理士がいた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060623-00000119-kyodo-soci
「特許庁は23日、企業などから預かった特許出願料を特許庁に納付しなかったとして、都内で特許事務所を経営していた弁理士(65)を業務禁止の懲戒処分とした」とのこと。

借金苦からこうなったようだけれども、これ自体には、「弁理士も人間なんだし、なかにはそんな人も出てくるだろう」くらいにしか思わない。
驚いたのは、この記事が、Yahooのトップページのトピックス欄に載るわずか数件のニュースのひとつに扱われたこと(何日か前)。弁護士だったらそんな扱いは普通だろうが、一般人に馴染みのないマイナーな資格である弁理士がこのように扱われるのは、一昔前までなら到底考えられないことだったと思う。

社会認知度と言う意味では、今なお弁理士資格の価値は上がっているということだろう。



この無茶な(元)弁理士が代理した最近の公開公報を数件みてみたが、どれも「プロ」の仕事だった。すでに採り上げた2つの公開公報の質とは雲泥の差。

お金にからんで無茶をすると懲戒だけど、品質の部分の無茶ではどんなにひどくても懲戒にならない。当然とは言え、ちょっと複雑な気分である。