ヤバイ日本人、ヤバクない日本人 | 知財業界で仕事スル

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知財業界の片隅で特許事務所経営を担当する弁理士のブログ。

最近は、仕事に直結することをあまり書かなくなってしまいました。

本人は、関連していると思って書いている場合がほとんどなんですが…

福原愛が早大中退へ ロンドン五輪へ国際戦優先
2010.3.5 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/100305/oth1003050948000-n1.htm

卓球の女子日本代表、福原愛さんが在学中の早大を退学する。今後は、5月にモスクワで開催される世界選手権団体戦に出場し、6月からは中国のスーパーリーグに広東省チームの一員として参戦する予定とのこと。


頑張っていただきたい。
福原愛さんは、腰パン王子に続いて、ヤバクない日本人の一人でしょう。

もちろん、特にこんな著名人達でなくても、ヤバクない日本人は結構おられると思います。



逆にヤバイ日本人の典型は、福原さんのこの行動を「もったいない」とか「自分勝手」とかという人たち。そして、自分では何もしないくせに、NHKドラマの龍馬を観て「平成の龍馬」の出現を望んでいるような人たち。あと、こんな風に、あんな風にと、日本の悪いところばかりあげつらっては悦に入っているような人たちも、対極にいるようで、実は同じ穴。

空気を読むばかりで、相互依存を強制しあうことが好きな人たちは、相互依存しながら全体でヤバイ方向に沈んでいきます。マジョリティが上がっていた高度経済成長時とは逆方向に相互依存の精神が機能します。



ヤバイ日本人とヤバクない日本人との根本的な違いは、自分の足で立てるかどうか。精神的な自立ができていない人とできている人で分かれるのだと思います。


大学に価値が無いとは言わないけれども、福原さんにとっては日本の大学より中国のスーパーリーグへ行く方が圧倒的に将来性があるでしょう。また、自分を殺してオリンピックを崇め奉るように強制されるのに甘んじるのではなく「反省してまぁーす」の方が将来性があると思います。



自らの価値観に基づいて判断できる人でなければ、ヤバイです!ということは、今の日本人のマジョリティはヤバイ。
しかし、日本人の全員がヤバイわけではないです。

結局は、ヤバイかヤバクないかは日本国籍とは関係ないということでしょう。