最後にブログを書いてから、かなり時間が経ってしまいました。
これほど間が空いたのはめったにない気がします。
ありがたいことに、遠方の優しい友人たちが心配してくれたりもしました。
それだけ特別な時間だったのだということを思い起こしています。

私たちの人生にとって大きな存在だった吉福伸逸さんが亡くなり、
それから間もなくしてティムの妹の夫が亡くなりました。
いずれも急なことでした。
さらに25年ぐらいの長いおつきあいの方が亡くなったりと、
なかなか激動の日々でした。
一年ほど前から、身近な大切な人達が、二ヶ月に一回の割合で亡くなり、
集中的な「生老病死」のトレーニングを受けているようです。

吉福さんが亡くなった後、ハワイでの追悼セレモニーに参加しに行ったり、
7/20(土)の日本での追悼会の準備にずっと関わっています。

その間にもワークショップを開催したり、企業研修や経営者研修、
大学院での講義、それからバイロン・ケイティさんの新刊
新しい自分に目覚める4つの質問』(ダイヤモンド社)の出版が
あったりと、ただただ目の前のことに集中し続けた日々でした。

この新著の中には「生老病死」の項目があり、
まさに本の内容と現実がシンクロしていて、
本に書かれていることがとてもリアルで、説得力をもって感じられましたし、
いい支えになりました。

ハワイでの追悼セレモニーは意味深い体験で、
感じたことを改めて書きたいと思いますが、
7/20の追悼会でもそのハワイのセレモニーの模様を映像で流します。

海に散骨したのですが、人が自然から生まれ、
自然に帰っていくことを体感できる経験でしたし、
集まった地域の人達の温かいつながりを感じる体験でした。

今週末の追悼会では、いろいろな形で吉福さんの活動を振り返る場面がありますが、
その他にも河野秀海さんによる読経、ウォン・ウィン・ツァンさんの音楽、
永沢哲さんの声明などがあります。

永沢さんは吉福さんと長い間、親交がありますが、昨年、京都で吉福さんと共に
声明のワークを行ないました。なかなか会う機会がありませんが、私とティムが
とても好きで尊敬する友人です。

多くの人たちが心を込めて準備しています。
吉福さんに関心のある方でご都合のつく方は、ぜひおいで下さい。
皆さんでいい場にしたいと思います。

この日本での追悼会の副題は、"Don't mourn but celebrate".
嘆き悲しむよりも祝ってほしいというのが、吉福さんの残した言葉でした。
この言葉の意味を感じることができるような場にできればと思います。

亡くなる前にも、ただ悲しむのではなく、残された瞬間瞬間を共に慈しみ、
生きる喜びを分かち合いたいという気持ちで吉福さんと接していました。

亡くなってからも、"absence"(不在)よりも"presence"(存在)を
感じる日々です。