きよの漫画考察日記1094 俺たちのフィールド第15巻 | きよの漫画考察日記

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我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...

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お月様

さて舞台はW杯最終予選、日本vs韓国。
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FWの鷹木、まぁこのモデルが分からないような奴は俺フィーを読む資格は無いですね。
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アジアの大砲、高木琢也!
この前岡崎に抜かれはしたものの、日本代表でのゴール数27は未だに歴代5位の大記録。高原が23、ゴンが21だということを考えればそのゴール数は偉大。一試合の平均ゴール数にしてみても岡崎が0.524なのに対し高木は0.613。これはカズの0.617という数字とほとんど変わりません。得点能力という点に関して高木は日本サッカーの歴史において屈指の存在なんだと再評価しないといけないのかもね…

さてタクローを完全に押さえ込み続ける柳、自分の背後からのボールに対しても対応は完璧。
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「目は口ほどに物を言う」とはよくいったもんでね、人間が何か行動を起こすときのきっかけは必ず目に現れます。まぁだからといって1対1の状況で相手の目を見る余裕はなかなかないんですがね…

つーわけでタクローを抑えたかに見えた柳でしたが…だけどもそこはやはりトリックスター磯野タクロー。
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目線のフェイントってのは最強です。はじめの一歩で青木がやってましたが、よそ見されると人間は必ず同じ方向につられちゃいます。1対1で相手をかわさなけりゃいけないスポーツ、つまりサッカーやバスケ等において目や首のフェイントの効果は絶大です。

さて和也のマンマークについていた尹、ついにつぶれちゃいます。
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韓国の車監督、このモデルはもちろん車範根でしょう。韓国では伝説的ストライカーだったそうですよ。未だに外国人のブンデスリーガ得点数歴代3位だそうです(1位はペルーのピサロ、2位はブラジルのエウベル)
ちなみにJリーグでの最多得点外国人は誰だか知っていますか?3位がエジミウソン、2位がマルキーニョス、そして1位はウェズレイです。ALLブラジル、まぁそりゃそーでしょうな…

つーわけで韓国キャプテン柳は引き分け狙いに作戦変更。
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韓国人にとって日本に負けるということは誇りが許さんことなんでしょな。それは見てれば分かります。だけども日本人にだって韓国にだけは負けるわけにゃいかんという誇りがあります。まぁサッカーは負けてもいいかもしんないけど、野球だけは絶対に韓国には負けられんのじゃい!


さてW杯予選も3試合目、鹿野監督はまたしても先発メンバーをいじります。
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ドーハの時の日本代表のスタメンはGK松永、DF堀池、井原、柱谷、勝矢、MF森保、ラモス、吉田、FW長谷川、中山、そしてカズという布陣でした。まぁサブメンバーに都並や福田や武田、三浦泰年に北澤に高木もいたんですけどね…


つーわけで第3戦の対戦相手は…

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イラン!
イランとイラク、これはマナカナ級に区別しづらい(笑)日本人にとってはイラクがかなり印象が悪いのでイランはそーでもないのかなと思いがちですが、イランもイランでかなりパンチのキツい国家です。アメリカが未だに国交を断絶している国連加盟国は北朝鮮、キューバ、スーダンとイランだけですからね。逆に言えばアメリカとの対決姿勢を崩そうとしないイラン、根性あります。

さてイランのサポーターのお祖父ちゃんとタクシーで相乗りする愛子ちゃん、日本代表の試合が心配でたまりませんが…
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そーですな。応援してる側が心配なんかしてちゃいけません。俺たちはただひたすら信じていればそれでいーんです…

そして残り5分で試合会場に到着した愛子ちゃんが目にしたスコアは…日本1-2イラン!末次から2点も奪ったイランのFWはもちろん…
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アル・ダエイ!
まぁモデルは説明不要でしょう。イラン人のサッカー選手なんてこいつしか思いつかんわ!
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アリ・ダエイ!
ユニフォーム着てなかったらテロリストにしか見えない顔の怖さですな(笑)
だけども国際Aマッチ109得点という世界最多記録保持者です!試合数が違うとはいえ、ハンガリーの伝説プスカシュ、そして神様ペレの記録をも抜き去っているという事実は素直に評価すべきですな。見た目はテロリストだけども(笑)

さてロスタイムに突入してなお1点ビハインド、ここでさらにイランにPKの大チャンス!
…これはさすがに絶望的状況です。サポーターも選手も、そして和也でさえもこの試合の勝利は諦めますが…
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ただ1人だけ声援を送る愛子ちゃんに対し和也は…
和也「勝てると信じろったって…そりゃ…正論だけどよ…現実は…サッカーはそこまで甘かない…」
そりゃそーです、この状況から勝てるわきゃありません。

そして和也は…
和也「末次…勝てる…なんてよ…おまえがPKを止めてそのうえ勝てるなんて…もう時間だってないってのに…信じ…られるか?」
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末次はね、自分の力を信じてるんです。なぜなら和也のお母さんに末次はこう約束したからです!
末次「高杉のオフクロが見ている今、この場で…」
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つーわけでダエイの蹴ったPKの行方は…!
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ちょっとウルッときてしまいましたしょぼん和也よりも騎場よりもタクローよりも、末次のプレーにはどーしても心動かされてしまいますよ、俺フィーの読者ならね…


そして末次から出たボール、ただ1人信じて前で待っていたのは和也!
和也「やめた…もう…あきらめるのはやめた!このまま黙って負けるなんてできるか!愛子…!」

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ロスタイムには奇跡が起こることがありますからね、諦めちゃいかんのです。それを俺たちに知らしめてくれたのはやはり「カンプノウの奇跡」です。あれほどドラマチックなロスタイムには今後100年はお目にかかれないでしょう。

そして和也からのダイレクトパスに詰めたのは騎場!これで同点!
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バカ騎場ぁっ!こんな最高の場面で外すのなんて柳沢以外にはいませんよ(笑)

まぁここから和也がさらに詰めてイラン戦はドロー、最終戦にW杯出場の全てを賭けます。そんな最終戦の対戦相手は…
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サウジアラビア!
サウジという国については前回考察しましたが、もう一つ覚えておきたいのはこれです。
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サウジの国旗です。まぁ世界中見渡してもかなり特徴のある国旗なんで誰でも分かるでしょーが、このゴチャゴチャっとした文字、この意味を知っている人はほぼ居ません。「サウジアラビア」って書いてあるのかななんて思っちゃいますが、実はこれは「アラーの他に神はなく、ムハンマドは神の預言者である」と書かれています。他国の国旗を燃やしたりしてるニュース映像はよく目にしますが、サウジの国旗だけは燃やしたりしちゃダメです。殺されちゃいます(笑)

さてこの最終戦、主役は伊武さん。足を痛めてる伊武さんに対しベンチは交代メンバーを用意しますが…
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尼崎と交代した森縞、もちろんモデルはこの人ですよ!
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ミスターセレッソ、森島寛晃!
「ミスター」という称号が本当に似合ってるのはミスターマリノス木村和司、ミスターレッズ福田正博、そしてモリシの3人だけだと俺は思ってます。モリシはセレッソにこだわってなけりゃタイトルもたくさん取れただろうし、もっと代表にも呼ばれただろうし…
だけど俺は本当モリシ好きでしたね。日韓W杯のチュニジア戦での先制点のシーン、あれほど日本中が盛り上がった瞬間を俺は他には知りませんよ…

つーわけで尼崎をボランチに据えて日本はフォーメーションチェンジ。
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無茶すなって(笑)