ヴァンフォーレのボラさんにチケットをいただいたので友だちと一緒に見に行ってきました。
「初物見たさ」2割、「日韓戦なら勝負が盛り上がるかも」1割、「ラドンチッチ・オレ!」3割、「Tシャツもらえるしヒマだし」4割、という感じのモチベーション。
せめて、バレーが居ればなぁ。これをさよならゲームにするわけには…いかないよなぁ(ガンバファン怒るよなぁ)。

さて、会場はなかなかの入りに見えたが、発表は2万7千とのこと。やっぱり国立はでかいわ。
Tシャツは立派なパッケージに入っていて、なんかもったいない感じ。デザインはそんなに悪くないので普段着にはするかも。

試合は、そうだな、まずはラドンチッチのことから。
ラドンチッチに見た夢は一瞬だったし、芳しい思い出は残っていないが、それでもKでの活躍は嬉しいもの。
ラドンについて書いた過去日記はこちら
唯一今までに作った横断幕はラドンのみ。俺ってばホントに夢見てたんだなぁ(笑)。
この日のラドンは、K選抜堂々の10番を背負い、ど真ん中でCFとして構えていた。結果的に大きな活躍できなかったが、K選抜の戦術の一つがラドンの起点だったのは間違いない。実際ラドンもその期待に応えてチームプレイに徹していた。

一方、J選抜は名将オリベイラの選んだチームらしく、実効性に溢れたチーム。合同練習もままならないという状況で、まずなにを考えるかと言えばシンプルで力強い攻撃。それにはヨンセンで間違いない。さらにはテセで前線の力強さを押し出して、中盤はケンゴと小笠原がいればなんとかなるでしょというもの。トップ下の山瀬は、時々爆発してくれればいいかなという程度の期待。
サイドも固めにして、守備は中澤とトゥーリオではね返すぞ!というわかりやすーいチーム構成。
実際前半はケンゴと小笠原の構成力が素晴らしく、また左SBの新井場も奮闘しゲームを支配。ただ前線はヨンセンとテセがかぶり気味で、その辺はもうちょっと役割をハッキリした方が良かったかも。K選抜もそんなにガツガツ来るわけではなかったので、Jが楽しいサッカーで押せ押せになりお祭り感も出てきた。
ところがJ選抜の守備はどこか軽すぎて、ゴール前でうまくというか強く守れない。FKからのこぼれをビューティフルボレーで先制される。
後半は早々に山瀬が爆発してPKをゲットするも、半端な助走を読み切られて得点できず。
Kは交代で入ったエドゥという選手が上手く、瞬く間に2点取られてボロ負けムード。Jは両サイドががら空き(前がかりになったのと前半の飛ばしすぎがきいたか)だったりして守備面で良いところなし。
攻撃でもテセに変わって入るのは巻だったりして、タイプ的に同じ選手交代になってリズムを変えられない。ジュニーニョか大久保か、スピードタイプのFWが居ればと思う。そんな中で唯一若手で選抜入りした金崎夢生は、初めて生で見たけどなかなか面白い選手。なんか特殊体型(足が長い?胴が短い?)。プレイは視野が広いタイプ。いいね。
Jはセットプレイから小ずるく一点返したが、反撃はこれだけ。Kは3点以外にも崩した場面が多く、下手したら5点くらい取られていてもおかしくなかった。
なんというか、楽しくやれる場面は良かったが、結局ここで点が取れず、後はガツガツ行くでもなく、ひ弱な印象を残しての完敗。個々の能力で劣らず、良い時間帯もあったにも関わらず、この印象というのはJというか日本サッカーの欠点の露呈。もうちょっと意地を見せていただきたかったです。

Kは合宿してきただけあって意識の統一があってチームになっていた感じ。来年はかの地でJ選抜が意地を見せられるか。基本サッカーはホームチームが勝つのが幸せで良いことだが、ことこの日韓オールスターに関してはお互いのホームで負けて悔しさをつのらせるというのが存続への道か。

応援は散発的な選手コールと歌詞のないタイプの歌が少々。歌が少ないのは私としては好み。あ、そうそう多分史上初めて「Jリーグ」コールが!(ヴァーンフォーレ!とかテーハミングッ!とかと同じコールです) 安易に「ニッポン!」のコールをしなかったところがJサポの意地か。ちなみにK側サポは「テーハミングッ!」ってやってました。この辺の意識の違いも面白いところだね。