「んじゃ、次ぎはソコか?」って思った貴方。

 

多分正解です。 今日は賃金の話。

 

 

既に昔々の昔話になってしまった感もありますけど。

 

ココの国では戦後一貫してずっとインフレ政策をやって来た。

 

なにせ貧しかったからね。

 

物価を上げて、賃金を上げて、、

当初は固定相場だったけど、変動相場に変わって為替相場も上がった。

 

豊になるためには唯一の方法だった。

 

そして、いくらかの歪みは伴えど凡そ上手く行ったんですよ。

 

 

やはり貧困は嫌ですから。

 

みんな必死に働いた。

 

サビ残過重労働なんのその。

周囲も家族も顧みずに死ぬ気で働いた。

 

この春から新シリーズ放送になった番組なんかでは殆ど語られませんけどね。

 

思いが叶っても、裏で泣かされてる人達は何処かに必ず居た。

 

歪みでオカシクなったトコロも沢山あったし。

 

 

そしてやって来たバブル景気

 

皆さん殆どの方が「夢をもう一度。」的に語りますけどね。

 

逆な言い方をするとコレで有頂天になったことで全てがダメになっちゃった。

 

何よりもインフレ政策を止めざるを得なかった。

 

そしてもう一つ。

 

既に十分膨れ上がって返すアテの全く無かったはずの財政赤字だったのが、

コレで返すアテが出来ちゃったんですよ。

 

金銭感覚と、勤労意欲と、、ついでに財政規律も吹っ飛んじゃった。

 

 

確かに賃金は上がりました。 殆どのトコロでね。

 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2024040400756&g=eco

 

https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/6W4TVSOHBNK53A5KOB77YBDPKY-2024-04-22/

 

でも、ソレは戦後凡そ半世紀続いたインフレの果てにやって来た、

30年間もの歪みがほんの少し是正されただけ。

 

そして是正幅は凡そ測定誤差の範囲内でしか無い。

 

実態は未だナニも解決されていないと言って良い。

 

 

お父さんもお母さんもお小遣いは減らされるし、

 

https://www.fnn.jp/articles/-/690001

 

物価高でGW予算は約1万円減少。「自宅で過ごす」が増加。

 

https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000346537.html

 

遊びに行く余裕なんぞ無い。

 

拡大する「新しい生活困難層」。

 

https://mainichi.jp/articles/20240417/k00/00m/040/151000c

 

ソレが今現在の実態。 景気は良くなってなんか居ない現実。

 

 

そしてココでもマネージメントの不勉強さが影を落とす。

 

マネージメントには人事マネージメントってのもありますから。

 

人手不足が鮮明。景況感改善の重しに―賃金・物価「好循環」に課題。

 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2024040100982&g=cyr

 

タクシー業界、倒産件数が2年連続で増加。「過去最悪」に迫る水準に。

 

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2404/05/news036.html

 

人口も観光資源も十分なのになぜ?

大阪・金剛バスが路線廃止になった根深すぎる理由。

 

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2312/21/news021.html

 

2024年問題なんて言ってますけどね。

 

https://www.sankei.com/article/20240408-O4AK7XUWUVMERCGT3EWFKJ4VQM/

 

こんなのは副次的な側面の一つに過ぎない。

 

 

ソレぢゃ転職屋さんだってダメになって当然だよね。

 

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2404/04/news011.html

 

だけど、人事マネージメントの話をするんだったら、

もう一つ避けられない話がある。

 

少子高齢化。 コレを無視したら話の全体像は全く見えない。

 

って、、、私が記憶する限り、コレも半世紀近く放置されて来たんですよ。

 

今さら騒ぐのは筋違い。

 

私は小学生の頃に国営放送さんで、

近い将来に必ず訪れるであろう少子高齢化を問題視する番組見た覚えあるのでね。

 

 

そもそもの問題は不景気。 世界経済から三十年取り残されてきた。

 

そしてソレを「景気は緩やかに回復傾向にある、」なんてペテンを盲信した。

 

亡国のナンチャラミクスなんてアホな扇動を誰一人止めようとしなかった。

 

ってか「なんで?」って突っこみもしなかったでしょ?

 

 

そもそも衰退してたんですよ。

 

そしてソレが加速しつつある。

 

コレが現実。 先ずはその現実を直視する必要がある。

 

「消滅可能性自治体」大分県は10市町村が該当。人口戦略会議が分析結果を公表。

 

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1133910?display=1

 

だからもしかしたら貧困なんぞもうどうでも良いのかも知れないって事。

 

衰退とか消滅とかって話するんだったら貧困なんぞ話したって無駄でしょ?

 

 

そして、、、ソレでも尚肥大化し続ける国家予算。

 

誰一人語らない緊縮財政。

 

金融政策を語る前にしなくちゃならない話がコレだけ深刻なんだから、

ギャラの話なんぞしたって無駄だって事ですよ。

 

貧困から脱却して富を目指して80年。

 

今現在は最も縁遠いところに存在している。

 

その現状認識こそが先ず第一歩って事。