アカシアの雨がやむとき | あなたの夜を埋める物

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アカシアの雨にうたれて このまま死んでしまいたい~♪

父親用に借りた昭和の歌謡曲CDに収録されていた西田佐知子の『アカシアの雨のやむとき』を携帯に入れて夜中の帰宅時にスガシカオや椎名林檎の曲と共に聴いている。

以前から曲タイトルが格好いいなと思っていたのと「死んでしまいたい」という歌い出しから物騒なのが気に入っている。私が生まれる前に発表されたこの曲から何十年後に「ねえ明日死んでしまおうかしら~」という歌いだしの曲を好きになるわけなのだから、基本的に「死にたい」などどいう重い台詞を吐いて、重苦しいながらもちょっと自分に酔っている滑稽さが垣間見える、そういうのが好きなんだな多分私は。嫌な奴だねえ。『アカシアの雨のやむとき』は女性だから女々しいとは言わないが。ちなみに「明日死んでしまおうかしら」と歌っているのはスガシカオという男だ(笑)

雨のように散るアカシアの花とはどんなものかと写真を検索してみたら、スギ花粉似のたんぽぽの綿毛みたいなポンポンした黄色い花が出てきて「なんかイメージと違う~」と検索を続けていたら、ニセアカシアという花も出てきて、こちらは藤の花のような白い小さな花が房になって、咲いたと思ったらすぐ散るとのこと。こっちのほうが歌のイメージに近い気がするがはたしてこの曲のアカシアはどっちなんだろう?

ちなみにアカシアの花言葉は花の色によって違って「プラトニックな愛」「秘密の恋」「エレガンス」「友情」「優雅」←…はエレガンスか。まあたくさん出てくる出てくる。3月から4月上旬に開花。


アカシアの雨にうたれて
このまま死んでしまいたい

夜が明ける 日がのぼる
朝の光のその中で

冷たくなった私を見つけて
あのひとは
涙を流してくれるでしょうか

西田佐知子アカシアの雨がやむとき