金銭の奴隷にならない生き方の実践 - ドイツ 60年間体を洗った事が無い男性 - イラン | 宇宙の真実にできるだけ近づきたい!!

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現代社会生活を生きるにあたって、

お金を使わないで生活する事が果たして可能でしょうか?


山奥や無人島で一人暮らしというのも大変かも知れないというのに・・・。

(小野田寛郎さんは凄かったです)


今回紹介するのは、

お金を使わない生活を20年近くも続けている方がドイツにいるというお話です。


Heidimarie Schwermer


金銭を持たない生活を実践 ドイツ人女性 - 大紀元


カネは糞尿www - 唖蝉坊の日記


現在70代になる、

ハイデマリー・シュヴェルマー(Heidemarie Schwermer)さんは、

お金を持たない生活を20年近くも続けているそうです。


幼少の頃は、裕福な生活を送っていたそうですが、

第二次世界大戦によって父が軍隊に召集されると、

財産はすべて没収され、

母は子供たちを連れて逃亡生活を始めたそうですが、

この人生の落差を経験する事によって、

金銭に対する複雑な思いを抱く様になった様です。


成長して、安定的な収入を得られる小学校の教師となった彼女は、

15年の教師生活を辞して心理療法士となったそうです。


そして、1996年、54歳になったハイデマリーさんは、

人生の大きな転機を迎えました。


カナダのとある会社が倒産して失業した人たちが、

相互扶助によって生活する仕組みを作ったという。

皆がそれぞれの技能を生かして互いに助け合い、

物々交換の形で必要なものを得るため、

お金がなくても生活を営むことが可能となっている

というラジオニュースをたまたま耳にした事が切っ掛けで、

自分も金銭を持たない生活に挑戦してみようと思い立ったそうです。


当時のハイデマリーさんは、離婚して独り身の上、

2人の娘も既に家庭を持っていたため、

生活様式を自由に選択できる状況にありました。


ハイデマリーさんは高収入の職を辞し、個人財産をすべて処分。

お金は一銭残らず他人に与えて、家も財産もない生活を開始。


家事や庭仕事など住み込みの労働をする代わりに

食糧と生活必需品を得て、「金銭は一切もらわない」

というルールを作りました。


フランス語を教える代わりに携帯電話カードを貰う、

店の掃除をする報酬として果物と野菜を貰う、

旅行へ行く友達の家の留守番をすることで暫く住む場所を確保、など。


最初は、1年間だけ実践するつもりだったのが、

いざ始めてみると、金銭の束縛のない状態はとても気楽で、

かえって充実した生活を送ることができると実感。


この生活をやめたくなくなり、結局は20年近くも、

金銭を一切持たずに生活し続けることになったそうです。


ハイデマリーさんのこの挑戦は出版社の注目を引き、

1冊の本に纏められて出版されたそうですが、

大きな反響を呼び、彼女は一躍有名人となったそうです。


外国でも翻訳本が出版され、テレビにも頻繁に出演し、

講演の要請もあちこちから来たそうですが、

「報酬で金銭を一切貰わない」という原則を守り続けたそうです。


有名になったこの機会に、お金を沢山稼いで、

必要としている人々に配ろうかとも思ったそうですが、

それが無意味である事にすぐに気付いたそうです。


そうした行動は、問題の根本的な解決にはならない、

たとえ一時的にお金を手にしても人々は満足せず、

延々と求め続けるのです。

社会構造そのものを工夫すべきなのです、と。


例外的に、手にした本の印税を、

街で出会った人やシングルマザーに配ったそうです。


https://www.youtube.com/watch?v=xcFrog4zfB0




私にはとても無理と思ってしまいましたが、

実際に実践なさっている方がドイツにいるわけです。


やろうと思えば、恐らくは可能なのかも知れません。


お金に執着して人生の目標を見失っている人は、

ハイデマリーさんを見習うべきでしょう。


彼女の生き方は極端な例だと思いますので、

真似ろというのではありませんけど。


2年程前に、

『美しき緑の星』(La Belle Verte)

というフランス映画をご紹介しましたが、それを思い出しました。

http://ameblo.jp/yoriyokimiraie-2013/entry-11662640031.html


La Belle Verte


https://www.youtube.com/watch?v=a4zmnefLn6M


誰もが協調のうちに暮らし、みんなが幸福で互いに助け合い、

何でも分かち合い、お金の必要がなく、

自然と共に暮らす世界があったとしたら・・・。


そういう生活様式を当たり前の様に実践している異星人が、

地球に来て愕然とするお話です。


この世から、

「自分さえ、あるいは、自分とその身内さえ良ければ」

という利己主義が払拭されれば、

ハイデマリーさんの様な生活が非常にやりやすくなると思いますが。


社会全体の意識改革が必要でしょうね。




お金というものが、

行く行くは完全に無くなっていくべきなのかどうかについては、

私には難しいので断言できません。


ですが、もし、経済システムが崩壊しても、

余り影響を受けないでいるためのそれなりの準備をしておくのは、

懸命な事なのかも知れません。




最後に、これはちょっと古いネタなのですが、

イランで60年間体を洗った事が無い男性の話が話題になった事があります。


Amoo Hadji


60年間まったく体を洗ったことのないウロコのような皮膚を持つイランの老人 - カラパイア


イラン南部のファールス州(استان فارس)に住む80代の男性、

アモー・ハジ(Amoo Hadji)さんは、20歳の時に文明社会を離れたそうです。


その後、自分の体を洗った事が一切無いそうですが、

皮膚病に罹らず、病気にもならず、80歳までずっと健康で生きているとの事。


この例も極端だと思うのですが、私が注目したのは、

ずっと病気もせず健康な体で生活しているというところ。


清潔な文明生活を送っている人々は、往々にして病気がちな所があります。


一体何が違うのでしょうか?


ちょっと調子が悪いと思っただけで薬を飲む。


そういった生活はやめにしておいた方が良いでしょう。


依存心が人間をダメにします。


何かに頼る依存症生活から少しでも脱するように心掛けましょう!!


それでいて、困っている人や、何かを必要としている人に、

進んで望みの事をしてあげる。


何かに支えて貰う依存症意識を持たず、

自立した心を持ちながら、相互扶助に生きる・・・。


矛盾しているかも知れませんが、

それが理想的な生活なのかも知れません。


つまり、自分一人だけで生きているわけではないという意識。


それでいて、何かに頼らないと生きていけないという軟弱な心を持たない。


そのバランスを上手く保つのが大事なのだと思います。