なんでも今年はカツオが不漁だそうな。
去年はウナギの稚魚が不漁で蒲焼きが高値で売られていましたし。
日本近海では今何か異常事態が起きている!・・・かも知れない。
地球温暖化の影響か?
あるいは中国が海洋進出を企ててアジア諸国と対立しているためか?
考えられる原因はいろいろですが、可能性が高いのはクジラです。
最近「鯨は国を助く」という本を読んでいます。
著者は小泉武夫。
ほら、よくテレビに出てくる元農大教授ですよ。
発酵食品の研究家で有名な。あの顔の丸い人。
この本によるとどうもクジラはオキアミだけを食べている可愛らしい生き物ではないらしい。
釧路に上がった小型のミンククジラ一頭の胃の中から、ドラム缶にして2~3杯分ものスケソウダラ、サンマ、イカ、オキアミなど詰まっていたそうです。
大型のシロナガスクジラなどは一日に4トンもの魚介を食べるのです。
地球上のクジラが一年間に食べる魚の総量は約3~5億トン。
これは人間が消費する魚の3~5倍の量に当たるのだそうです。
しかも、シー・シェパードのような狂信的な反捕鯨団体のせいで、世界中の海でクジラが増殖しているのです。
まことに由々しき事態といえましょう。
最近はカナダやアメリカなど反捕鯨国の漁師たちの間でもクジラの食害が問題になっているのだとか。
増えすぎた大量の鯨どもが世界中の水産資源を食い荒らしているのです!
クジラばっかり大切にしていると、いまにそれ以外の魚類が絶滅してしまいそうですね。