どうしたの こばん | ひらめき の かけらたち -天使が舞い降りるまで-

ひらめき の かけらたち -天使が舞い降りるまで-

クリエイター鈴木頼子が作品制作の喜び・苦しみを語ります。

りばー



どうしたの こばん


声は ゆっくりした口調で

あたたかい 声だった。


一番 奥の部屋で 裏に通じる 大きな ガラスとびらから

明るい 光が 差し込んでいた。


声の主は 大きな 犬さん ご年配で

経験のぶんだけ だれよりも やさしいレディーの

リバーさんだった。




ぷりきよ



また ちがった 方向から 


どしたの こばん


少し 高めの 声で 小柄なのも あって

いつまでも 子供のようで かわいらしい 

プリンセス キヨ だった。


さっきから ずっと

ぬいぐるみと 並んでいたので

そこに プリンセス キヨが

いるのに 気がつかなっかた。


こばんは 皆に 心配されて

照れくさいような うれしいような気持ちだった。


すると 皆のさわぎを聞きつけて

せんせいが 診療所から 奥の部屋に

やってきて。。。。