心と身体をつなげる小児科医 まめです。
涼しくなったり、暑くなったり…身体がついていくのにちょっとしんどい季節ですね。
夏のウイルスも、冬のウイルスもいて、何だか季節関係ない感じです。
今日は兄弟でおなかが壊しやすい子とそうでない子について・・・のお話。
下痢でこられたお子さんですが、西洋医学的には胃腸炎=おなかの風邪という診断になります。
その子はおなかが弱くて、よく下痢になるそうです。
ご家族は、
“お姉ちゃんは全然大丈夫なのに、男の子だからしょうがないのかな。”
と思っていたそうです。
”心に溜めている思いが症状=サインとなって表れてくる”
というアプローチからみると・・・
今の自分でいいんだな~と自分の中に安心感がある時は、
リラックスしていて、副交感神経が働き、
お腹の調子も順調。
自分の中に不安があったり、
自分らしく過ごせていなかったりすると、
緊張や不安から交感神経が働き、
下痢や便秘などのおなかの症状がでてきます。
上記のお話をしたところ、お母さんいわく、
その子はとっても周りを気にしてしまったり、
未来のことを不安に思ってしまいがちとのことでした。
お母さんも”そういう事とおなかが弱いことって、繋がっているんですね!”と驚かれていました。
おなかの調子が悪い時は、
”その子らしく過ごせているかな?”と感じてみてくださいね。
そういう視点から症状を見て、
子供への声掛けや対応を変えるだけでも、症状は良くなりますよ