5月1日千葉LOOKにて、ヨニンの最後を看取ってくれた人たちに心からありがとう。そしてもちろん今までヨニンを応援してくれた人、好きだと言ってくれた人、支えてくれたすべての人たちにありがとう。
どうも、一夜明けて今だに『あしたのジョー状態』の僕です。
いやはやいざ振り返ってみると約十年、月並みだけどあっという間でした。
いろんなところで演奏して、いろんなことがあって、いろんな人たちに出会って、いろんなことを思った十年でした。
その永い旅の途中で僕たちは死ぬほど泣いたり笑ったり、楽しかったり嬉しかったり、悔しかったり悲しかったり、希望や絶望や、後悔や挫折の連続の合間に密かにほくそ笑んだり、胸が張り裂けそうな気持ちを幾度となく味わいました。でもそれらはすべて含めて良かったことなんじゃないかと思ったりします。少なくとも、僕はそれらを愛していました。
おかげで泣きたくなるほどうまいビールを呑むことができたし、気が遠くなるほどうまい空気を吸うことができたから。
ライヴの翌日、完全にあしたのジョーと化した僕の家にトモダチと弟(←役者兼演出助手、住所不定)が尋ねてきました。そして弟は僕に言いました。
「昨日のアニキはまるでギターと語り合っているように見えた。もしかしたら家族よりもメンバーよりも、ギターの方がアニキのことをよく知っているんじゃないかって、そう思って嫉妬したよ。アニキも哀しかっただろうけど、ギターも哭いてた。でもその音が、最高にカッコ良かった」
それを聞いた時、もちろんすごく嬉しかったんだけど、バンドが解散したんだという実感が涌いてきて同じくらい哀しくなって、僕は泣いた。涙も出さず声も上げず、表情さえ変えることなく泣いた。人間30年も生きてるといつの間にかそういうことができるようになるものなのだ。
でも確かにそうかもしれない。辛い時も楽しい時も、うまくいってる時もそうでない時も、メンバーと別れた後もお部屋の中でずっと一緒だった。
ヨニンはふたりでも三人でもなく(ましてや四人なんかではなく)、もっといたのだ。
だからここにきて愛すべき我が相棒『クィーン・アリス』にも感謝の意を表したい。
今まで本当にありがとう!
そしてお疲れ様!!
よく十年もの間僕に弾かれて折れないでいてくれた。本当に感謝してる。またおまえと一緒にステージに立ちたい。そしておまえの雄姿をお客さんにも観せてやりたい。それはいつわらざる僕の気持ちだよ。
……と感傷に浸っている間にもそろそろお別れの時間がやってきたみたいだ。
今後どうするかはまだ決めかねてます。まぁ幸い時間はたっぷりあるのでじっくり考えてみようと思います。
それでは最後にもう一度言わせてください。
みんな本当にありがとう!
みんなのおかげでキラキラした時間を過ごすことができました。また一緒にそんな風になれたらどんなに素晴らしいだろうと思います。そしてそんな夢を信じて……とりあえず僕はお部屋に籠もります。
それではみなさんごきげんよう。
みんなの未来に、人生にとびきりのロックンロールあれ!!!
またね!
おしまい
どうも、一夜明けて今だに『あしたのジョー状態』の僕です。
いやはやいざ振り返ってみると約十年、月並みだけどあっという間でした。
いろんなところで演奏して、いろんなことがあって、いろんな人たちに出会って、いろんなことを思った十年でした。
その永い旅の途中で僕たちは死ぬほど泣いたり笑ったり、楽しかったり嬉しかったり、悔しかったり悲しかったり、希望や絶望や、後悔や挫折の連続の合間に密かにほくそ笑んだり、胸が張り裂けそうな気持ちを幾度となく味わいました。でもそれらはすべて含めて良かったことなんじゃないかと思ったりします。少なくとも、僕はそれらを愛していました。
おかげで泣きたくなるほどうまいビールを呑むことができたし、気が遠くなるほどうまい空気を吸うことができたから。
ライヴの翌日、完全にあしたのジョーと化した僕の家にトモダチと弟(←役者兼演出助手、住所不定)が尋ねてきました。そして弟は僕に言いました。
「昨日のアニキはまるでギターと語り合っているように見えた。もしかしたら家族よりもメンバーよりも、ギターの方がアニキのことをよく知っているんじゃないかって、そう思って嫉妬したよ。アニキも哀しかっただろうけど、ギターも哭いてた。でもその音が、最高にカッコ良かった」
それを聞いた時、もちろんすごく嬉しかったんだけど、バンドが解散したんだという実感が涌いてきて同じくらい哀しくなって、僕は泣いた。涙も出さず声も上げず、表情さえ変えることなく泣いた。人間30年も生きてるといつの間にかそういうことができるようになるものなのだ。
でも確かにそうかもしれない。辛い時も楽しい時も、うまくいってる時もそうでない時も、メンバーと別れた後もお部屋の中でずっと一緒だった。
ヨニンはふたりでも三人でもなく(ましてや四人なんかではなく)、もっといたのだ。
だからここにきて愛すべき我が相棒『クィーン・アリス』にも感謝の意を表したい。
今まで本当にありがとう!
そしてお疲れ様!!
よく十年もの間僕に弾かれて折れないでいてくれた。本当に感謝してる。またおまえと一緒にステージに立ちたい。そしておまえの雄姿をお客さんにも観せてやりたい。それはいつわらざる僕の気持ちだよ。
……と感傷に浸っている間にもそろそろお別れの時間がやってきたみたいだ。
今後どうするかはまだ決めかねてます。まぁ幸い時間はたっぷりあるのでじっくり考えてみようと思います。
それでは最後にもう一度言わせてください。
みんな本当にありがとう!
みんなのおかげでキラキラした時間を過ごすことができました。また一緒にそんな風になれたらどんなに素晴らしいだろうと思います。そしてそんな夢を信じて……とりあえず僕はお部屋に籠もります。
それではみなさんごきげんよう。
みんなの未来に、人生にとびきりのロックンロールあれ!!!
またね!
おしまい