ここは
古宇港
小さな小さな港です。
船長さんも、おかみさんも素朴であたたかい
のんびり、気兼ねなく釣りたい時に
おとうさんとお邪魔する船宿さんです。
釣る気満々
準備万端のおとうさん
背中に哀愁が・・・
ポイントに着くまで10分かかりません。
遠くに街の明かりが見えます。
夕暮れが闇に代わって
音もなく波も穏やか
少し風が冷たいけど
『ぼちぼち始めてみて下さい。』
船長さんの言葉が心地いいのです。
この日は
片舷二人づつ
夜の海に浮かぶおとうさんと私の目の前を
漁火に誘われてゆ~らゆら、
スルメイカが通り過ぎて行きます。
釣果もこの通り(笑)
悪戦苦闘の末
やっと釣り上げた魚は
特別なもの
不思議と
残念な気持ちにはならないのです。
深夜
眠い目をこすりながらたどり着いた
中井サービスエリア
いっぱい頑張ってお腹ペコペコ
あたたかいうどんで冷えた体を温めて
朝まで爆睡
おやすみなさ~い。
朝日に見守られながら
家路につく二人。
おとうさん、
運転ご苦労様。
そしていつもありがとう。<(_ _)>
なーんて
しおらしいところも多少見せないと
おとうさんに同情の声が集まって
おばさんは悪者になりそうな予感が・・・!?( ゚∀゚; )タラー
このところ
毎回毎回
私の努力に便乗して
私の竿で釣るおとうさん
「なんか釣れそうな気がしたんだもん」
エサと、疑似餌の両方を試すんだけど
どうも餌の方が釣れてるようなので
疑似餌仕掛けの一番下のカンナ(針)に
餌(サメの切り身ー高島屋で購入)を付けてみた。
おとうさんは
「そんなんで釣るの?」ってブツブツ言いながら
嫌々変えてくれたんだけど
その竿を放さない
返してよ~~~~~(泣)
自分のでやれば?
おばさんの訴えは聞こえないふりで無視し
かかってるの?って聞いても
「うん、わかんないな~」
って言いながら
しっかりムギイカをGETする。ヾ(*`Д´*)ノ"彡☆
おばさんも
海底100m付近から
手巻きで仕掛けを誘いあげながら
美味しい餌はここですよ~とイカにアピール。
釣れない時はリアクションが大事
じっと待っても釣れません。(泣)
で、
ドーン!と
イカが飛びつくのです。
キター Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!最高!
もう、何というど根性 (笑)
周りが諦めても最後までねばる
自分でもどこにそんなパワーがあるのか
不思議なくらい。
努力と、忍耐と、諦めない勇気、
おとうさんが私を釣りのパートナーに選んだ
一番の理由です。(笑)
まあ、
途中途中で気が抜けてボーっとしてますが
そこは、スワンの足のように
人には見せないおばさんです。(笑)
釣りでの出来事をすべて笑い話にしてしまう才能?
が、一緒にいて楽しいと褒めるおとうさん
今頃気がついても遅い!
でも、気付いてくれた事に感謝です。(´0ノ`*)
そんなこんなで夜釣りの釣果
おとうさんー小麦子 1杯
おばさんー小麦子 1杯
注:ムギイカの事を勝手に小麦子と呼んでます。(笑)
リベンジは、もう少し水温が上がってからね~
ムギイカ釣りには
海水温がまだ少し低い駿河湾なのです。<(_ _)>