ファシストによる弾圧は自由な行為であり、弾圧される側の抗議はいじめ? | モデラー推理・SF作家米田淳一の公式サイト・なければ作ればいいじゃん

モデラー推理・SF作家米田淳一の公式サイト・なければ作ればいいじゃん

流浪のプログレSF小説家・米田淳一の公式ブログ

 私は北京オリンピックにおける様々な事案を見て、オリンピックは人類にはまだ早すぎたのだとしか思えない。

 第一、IOC自身がモスクワオリンピックの失敗からも、その前のナチスのベルリンオリンピックの失敗からも何も学んでいないという事に怒りを覚える。
 スポーツで平和をというのは虚妄ではないか。

 第一、さまざまな社会問題がスポーツで解決できるのか?

 できるわけがない。

 第一、長野オリンピックのころの平和をというが、長野オリンピックはコクドの商業オリンピックの極みであった。
 あの招致に使われたかなりあやしい金の動きは全部フタをしたではないか。
 本来残すべき財務資料を『燃やしちゃいました』でフタをしたではないか。

 しかも、そのフタを田中康夫がやったではないか。まさに万死に値する汚点である。

 オリンピック選手の中にも、こんな北京オリンピックには参加したくないと言う人もごくわずかいる。

 あえて、代表でありながら、参加を拒否した人もいる。

 4年に一度のチャンス、確かにアスリート人生がかかっている。

 これを逃せば、もうチャンスはないと思うのも、とてもわかる。

 でも、それを人質に、現実に弾圧され、殺された人々の思いは、無視されるべきなのか。

 なにしろ、TVでは『中国いじめ』などとこの聖火リレーにおける混乱を表するバカも出る始末である。

 いじめだと? じゃあチベットはどうなっても良いのか?

 まあ、チベットへの侵略を『進駐』と書く新聞なので、まあいずれめでたく日本にも『進駐』していただこうということなのだろう。売国新聞ここにきわまれりである。ちなみにこの朝日新聞、戦時中の朝日新聞の状態をぐちゃぐちゃと夕刊で書いていたが、要するに責任を何とか逃げようという事だろう。
 第一、戦後批判される残虐行為を武功として掘り出し、ネタとして報じたのはあなた達ではないか。
 あまりの卑怯さに、読むのも嫌になった。

 と思うと、私としては北京からオリンピック開催権を事実的に没収し、オリンピック施設が用意できる金のある国に代理で開催させるべきではないか。

 400億円をホイっと出せる、世界有数の大都市が、中国のすぐそばにあるではないか。

 それは東京である。

 私としては、北京オリンピックを今からでもいい、東京オリンピックに振替るべきだと思う。

 事実、ベルリンオリンピックの時にスペインで『人民オリンピック』をやったような記憶がある。

 本当の人類の祭典として、『自由東京オリンピック』開催を、私は望むのである。

 それでこそ、平和国家日本の日本人の国際貢献にもなると思うのだ。