大事なのは痛みを伴わない運動をすること

　何かしらの運動をした際に痛みがある場合、それが急性なら安静が必要ですが、慢性だったり、ケガをして時間がたった痛みならば、運動が必要となります。

　痛みを改善するためには、運動が必要なのです。

　しかし、その時必要なのは「痛みを伴わない」ことです。

　全力疾走で痛みがある場合は、80％の力で走ってください。

　強めに走ると痛みがある場合は、軽いジョグをしてください。

　ジョグでも痛みがある場合は、ウォーキングをしてください。

　歩くのでさえ痛みがある場合は、座ってできる足のリハビリしてください。

　座って運動することもできない痛みならば、寝てできるリハビリをしてください。

　
　大事なのは、痛みを伴う運動をしないことです。

　しかし、筋力などを強くするには、きついですし、疲れます。

　きつさや疲れは、痛みとは違いますので、混同しないでください。

最近の勉強会でのこと

　定期的に別の整骨院の先生と施術に関する勉強会をしています。

　最近やったのが、手根管症候群の施術について。

　自分の施術の見直しにもなりますし、他者の施術法を学ぶきっかけにもなります。

　自分一人でいろいろ考えるより、複数で話し合ったりしたほうが良い結果が出やすいと考えています。

　　

痛みに強い人と、そうでない人の違い

　今、腰痛に関する話題でホットなのが、DLPFC（背外側前頭前野）です。

　このDLPFCが、鎮痛の機能を持っていて、多くの慢性腰痛の方がこの機能が働きづらくなっているというのです。

　DLPFCは大きなストレス、主に大きなショック的な痛みを受けると、委縮してしまい、その機能を低下してしまうらしいとのことです。

　たしかに、精神的に痛みを感じやすい人、とうのは、私自身の臨床経験から考えてもいます。

　まだまだ、未知の部分が多い中枢神経ですが、私自身の施術にも取り入れていきたいと考えています。

筋肉痛、神経痛には温泉治療がオススメ

　鹿児島に住んでいるので、周りは温泉だらけです。
　温泉には効能がありますが、最も多いのが「筋肉痛」「神経痛」への効能です。
　
　血行を促進することで、筋肉や神経への栄養供給をしやすくします。
　痛みのおおもとは、身体の細胞が栄養不良に陥っているからであり、それを解消するには温泉は有効だと言えます。

　当然、運動が一番、血行を促進してくれますが、関節の痛みや筋肉の痛み、神経痛などがある場合は、身体を動かすことが難しいことが多いので、安静して血行を促進してくれる温泉は、そのような人にかなり有効だと言えます。

お腹が硬くなっていませんか？

　お腹が柔らかいのは大事なことです。

　おなかが硬いということは、背中が丸くなった姿勢を続けているということであり、これは、ストレートネック、チンアウト（アゴを突き出す姿勢）、肩こり、五十肩、腰痛、Ｏ脚、膝痛などに繋がります。

　お腹を温めたり、軽いマッサージをすることで、柔らかくすると、良い姿勢を取りやすくなります。

　それが、不良姿勢からくる症状の改善にもつながります。