琴子と入江くんを知らないと、現代人じゃないでしょ。

イタズラなKiss (1) (マーガレットコミックス (1727))
多田 かおる
4088497279

いまや日本の代表的マンガになりました
多田かおるさんの『イタズラなKiss』

これは友達に強く勧められて読みました。
正直自分からは読まなかったかも、というくらい
好きな絵ではなかった・・・(;´▽`A``

でも、そんな食わず嫌いしていた事が
ホンットにバカだったなと思わせるほど面白い作品ですよね!

コミカルで笑えるところも多いんだけど
感動する部分もしっかり作り込んであって、まさに名作きらきら

◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆ あらすじ ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

ドジでおバカで人より秀でたところのない琴子は
成績優秀で超イケメンな同級生、入江直樹に一目ぼれ。

意を決っして告白するも「頭の悪い女は嫌い」とフラれてしまう。
他はすべて完璧なのに、性格だけは最悪だったのである。

琴子はすっぱり吹っ切ろうと思うものの、トラブルから入江家と同居する事になってしまい、なかなか忘れられないまま、
想いはつのるばかり。

どんなに好きだと伝えても
冷たい態度ばかりの入江くんに心を痛める琴子だったが・・・。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


琴子の”入江くんが好き”というパワーには
いつも勇気付けられていました。

マンガから影響を受けやすい私は、当時片思いしていた時
琴子のように奇跡が起きるかも(〃∇〃)
などと妄想していたもんでした(;´▽`A``

琴子のまっすぐで一途で一生懸命なところは
カッコイイ入江くんと同じく大好きでした。

間違いなく、私の青春の一作に数えられる作品ですきらきら


長い連載なのにずーっと面白さを維持していて、この後の展開はどうなるんだろう?最後はどうなるんだろう?と楽しみにしていたので、作者の急逝により未完のまま終わってしまったことは、本当に残念でなりません。。


そんな読者の声を聞いてくれたのか、テレビアニメではマンガで未完だった部分の続きが描かれています。

原作で未完だった部分は作者が遺していた構想ノートなどを基に構成して完成させたそうです。

アニメのラストなどはネタバレで。

この作品はとにかくキュンとしたい時
明るい気持ちになりたい時にオススメ
元気をもらえる作品です(*^▽^*)



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原作ラストは琴子が妊娠してるかも?という終わりでした。

アニメでの続きは・・・
やっぱり琴子は妊娠していて、家族は大喜び♪
んで、なんだかんだで女の子を出産します。

名前は”琴美”

琴子と入江くんがパパとママになって
赤ちゃんを抱いている姿は感慨深いものがありました(ノД`)


幼児園児になった琴美は、琴子同様に入江くんが大好き。
琴子とライバルのような関係だったりします。
そして、入江くんに似て頭の回転が速いです。
二人の子供らしいですね(*^ー^)

琴子と入江くんは琴美を連れて入江ママの実家に帰ります。
今度は赤ちゃん連れて来いという約束を果たして
物語は完結します。


琴美を挟んで3人で歩く構図なんかも感動してしまった(ノДT)
読み終える事のできなかったイタキスを
やっと読み終えれたような気分にさせてくれました。

このアニメは原作ファンの行き場のない心を慰めるために作ってくれたんじゃないだろうか。



この作品が二人が結婚してからもずっと面白かったのは
入江くんの心の変化が理由のひとつにあったような気がします。

連載当初から琴子はずっと入江君を大好きだけど
入江くんは結婚してからも、というか結婚してからの方が特に
琴子をどんどん好きになっていきますよね。

琴子に惹かれ、どんどん優しくなる入江くんがツボでした。


あの入江くんがあんなに人間味溢れるようになって
琴子にあんなに優しくなるとは、一話からは想像もつきません。
入江くん、大人になったよね~(TωT)


あと琴子が将来のことを考えるときに、入江くんのそばにいたいから、入江くんの仕事の手伝いがしたいからと看護師を目指すところも凄く好き。

他のマンガだったらなんじゃそりゃ?って思ってしまっていたかもしれないけど、イタキスだから、琴子だから、それが一番自然で”らしい”と思えた。
そして、そんなに人を好きになれる琴子ってうらやましい!
わたしもそんな風に人を好きになりたい!って思っていました。


何度も何度も読み返したい。
まさに、私の永遠の恋愛バイブルです(〃^ー^〃)



イタキスは文庫版も出てますし
イタズラなKiss 1 (集英社文庫―コミック版)

”フェアベル”というところから
新装版もでてます。さすがですきらきら
イタズラなKiss 1 (フェアベルコミックス CLASSICO)