正月の花 | よもやまばなし

正月の花

お正月の代表的な花材である、 を用いていけました。
さらに、2005年は酉年ということでストレチア(中央の黄+紫の派手な花)も加えています。ストレチアは、<花の形が鳥に似ているのと、色鮮やかな南国調の色彩から別名「極楽鳥花」と呼ばれている> そうです。

にはノコギリとノミを使って窓をあけました。竹に四角く穴をあけるのは予想以上に簡単で気分爽快! ”竹を割った”という表現を体感しました。

実は今回、自分ではあまり気に入らない出来映え。・・・ですが、少なからず竹に救われた気がします。竹にいけるだけでずいぶん豪華になりますから。

また、慶事を表わす金銀の水引(祝儀袋などに使われる紅白や金銀の紐のことです)をあしらいました。写真では分かりづらいですが・・・左右にぐるぐる巻きにした渦を、そしてその間をゆるやかな曲線でつなぐように、配置しています。

この水引、あなどってはなりません。用い方ひとつで驚くほど全体の印象が変わります。思いっ切り大胆に使うくらいのほうが正月花には良いかもしれません。私は最初のうち、水引の量を躊躇(遠慮?)していたらなんだか貧相な感じになってしまいました・・・。正月なのに・・・。

この写真ではが蕾の状態ですが、この2日間で現在は三分咲き程度にまでなりました。梅が咲くと全体的に少しやわらかい印象になりました。

蛇足ですが、
割ってみると、竹の内側ってとにかくキレイなんです。おせちを縦半分に割った竹に(節ごとに一品ずつ)盛り付けるアイデアを料理本で見かけましたが、それもとても素敵で、是非やってみたいと思っています。