校庭の前に大きな石段がある。
劣化して、角はゴツゴツしている。
生徒は大急ぎで駆け下りて体育へ向かう。
転倒すれば見ているだけで痛くなる傷ができあがる。
1年生男子。
何を思ったか、上るときに足を引っ掛け転倒。
下唇の下から大量の出血をしていた。
本当に痛そうだ。
保健室で見ると、
唇の下を石段にぶつけ、上前歯まで打撲している。
しかも、前歯が唇にあたり、皮膚が貫通してしまっているようだ。
穴が開いた!?
不幸中の幸いか、出血がひどくなく保護者もすぐに来校し病院へ連れて行ってくれた。
今回の教訓
①口腔外科を探しておく。
校医さんに連れて行ったが、感染が心配ということで外科にも行った。
あらかじめ、どちらも診療していただける口腔外科も調べておいたほうがよい。
(今回は昼休みであったため、診療してくれる病院が少なかった)
②歯の保存液を準備しておく
今回は前歯がかけた。
破片だったので本人がなくしてしまった・・・
抜けたり割れたりすることも考えられる。
すぐに保存し病院へ向かえるように準備しておかねばならない。
(牛乳や生理食塩水があればよいが)
③慌てない
本人が一番動揺している。
こちらはバタバタせずに、安心感を与えなければならない。
(これがなかなか難しい)
今回は縫うこともなく1週間の安静ですんだ。
よかった。
しかし、簡単に皮膚が貫通するんだなぁ。
ピアスの穴を自分で開ける人(絶対にやめて欲しい)もいるわけだ。
見ているだけで痛かった。