今回は、ニコチン依存症についてお話させていただきます。
「今度こそ絶対にやめる!」と決心して禁煙を始めても、ついまた吸ってしまうのは?
・・タバコの煙に含まれるニコチンのせい
タバコの煙に含まれるニコチンが麻薬にも劣らない依存性をもつからです。
つまり、どうしても喫煙がやめられないのは「ニコチン依存症」という病気のためなのです!
~ニコチン依存症~
1.脳には、ニコチンが結合すると快感が生じる受容体があります。
※α4β2ニコチン受容体といいます。
2.タバコを吸うと、ニコチンが肺から血中に入り、すぐに脳に達します。
3.ニコチンがα4β2ニコチン受容体に結合すると、快感を生じさせる物質(ドパミン)が放出されます。
4.ドパミンが放出されると快感が生じます。さらに、もう一度タバコを吸いたくなります。
5.2.~4.を繰り返すうちに現れる、イライラなどの離脱症状(禁断症状)を避けるため、喫煙をやめられなくなります。
ニコチンが切れると・・・こんな症状が現われます!
禁煙を始めると、「イライラ」や「集中できない」などのニコチン切れ症状(禁断症状、離脱症状)が現れます。
- とてもタバコが吸いたい
- 落ち着かない
- 気分が落ち込む
- 食欲が増す
- イライラ・欲求不満・怒りのいずれかを感じる
- 寝つきが悪い
- 不安を感じる
- 眠っても途中で目が覚める
- 集中できない
「ニコチン依存症を判定するテスト」であなたもニコチン依存症かどうかをチェックしてみましょう。
各設問に対し、「はい」が5つ以上でニコチン依存症の疑いがあります!
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Q1 | 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。 |
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Q2 | 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。 |
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Q3 | 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。 |
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Q4 | 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。
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Q5 | 上の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。 |
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Q6 | 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。 |
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Q7 | タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 |
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Q8 | タバコのために自分に精神的問題が起きていると分かっていても、吸うことがありましたか。 |
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Q9 | 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。 |
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Q10 | タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。 |
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