DHP「浴室特集」に掲載された「ニワノイエ」の水廻りについて
建材メーカーより連絡があり、打ち合わせをすることになった。
DHP「浴室特集」→
「ニワノイエ」→

この浴室は在来木造の2階にあるため、
防水工程の軽減のため、ユニットバスを
使用しています。
しかし、浴室を閉鎖的な空間にするのではなく
隣接する洗面、トイレとを含めた一室空間を
想定していたので、ハーフユニットバスを採用し
その上部をガラスとしています。
※さらに一面はバルコニーに面するため
結果的に3面開放の浴室となっています
TOTOハーフユニットバス →
サッシ、FIXガラス、出入口のガラス引戸、
それぞれが既製品のユニットバスとの間のディテールの処理があり
特に、水が絡むことは、それを複雑にさせます。
万一水が入ったときにそのルートを処理したり
個々のケースを想定して、詳細を詰めていました。
今回の打ち合わせは、個々の処理の仕方についてのヒアリングと
こちらから、ディテールの処理が容易になるオプションやシンプルな浴槽の形状
出入口方向、等々について、要望を話してみました。

商品としてこの建材を考えたとき
メーカーとしては、数を出すことも重要であり
その上で、デザイン性をどこまで求めるか?
新築リフォームも含めた全ての住宅建設戸数から見れば
このニーズに合致するのは、ごくわずかであり
その商品として、ねらい所を定めるのは、難しい
デザイナーからしてみれば、ある程度安価で
アレンジしやすい商品は、使い勝手は良く、
そのハーフユニットバスも、がんばって欲しい商品でもあります
この商品の改良版を期待しています。