超絶断捨離ってのは、大切なものを大切にする作業のようなもののようで。 | 肩甲骨から羽根。わたし、空を飛べるんです。

肩甲骨から羽根。わたし、空を飛べるんです。

いしわたり ようこ。舞台俳優。チャンバラショー、殺陣アクション。ここは、空飛ぶWatariの雲の家。鮮やかな色彩、お洒落なものが好き。X-Wingに乗りたい。創造と妄想で生きる。近年ダイエットの記録メインでした。シンプルライフ。断舎離と獲得の連続。万年ダイエッター。

人生には やっぱり
節目とか、選択肢とか、分岐点とかが
あるようです。

物販系舞台女優 いしわたり ようこです。


わたしの実家には、
有り余るほどの モノが溢れていて
そして、
ヤフオクに出品しても
捨てても、あげても、まだまだ出てくる。


あんなにたくさんのものを
どうして欲しいと思ったのか が不思議。


つい先日、

目の届かなかった
箪笥の上に積み上げられた箱
に、やっと手を伸ばしたら、


•••というか、今日まで その
箪笥の上の箱
に、わたしは目が行ってなかった という事実も
自身で驚きなんだけど•••


母のロングブーツが4足 出てきた。


ロングブーツ。4足も必要か?!苦笑



母は、お洒落をするのがとても好きな人だった。

いつも ノーブランドでも
形のいい 良質な衣料を身につけ、

「ピアスや指輪をしてないと裸で歩いてるみたいでイヤ」
と言って、質の良いアクセサリーを大事にして、
古い祖母のアクセサリーは
リメイクして使い続け、

ルイ・ヴィトンのカバンを愛用してた記憶。
特にモノグラムとエピが好き。

エルメスのスカーフが好きで
ヘレナルビンシュタインの化粧品を愛用
エトロのシステム手帳
ミハマの靴
ワコールの下着
長年愛用してたカルチェの時計

日常的に使いながら
丁寧に保管していた。

これだけ並べると、
まるでわたしとは正反対みたい。笑


母が他界した後
金銭的に余裕がなかったわたしは
物販のビジネススクールに入塾したとき、
多くのブランド品や貴金属を質屋に持ち込んで
現金に変えたけど、

実は、生前の母から
こんなことを言われたことが あったんだ。



モノに変えておけば
ぜんぶ ようこのモノに なるでしょ。



なるほどね。そうだね。

一生 彼女には頭が上がらない。


最近、彼女が おそらく
30代前半頃までに着ていた衣服類の
保管ケースにまで、やっと辿り着きまして

(いや、ほんと、掘削作業)

中を開けたら、
今までとは。ちょっと雰囲気が違いました。


服飾系専門学校を卒業している母は
洋裁が超得意で、
わたしがバレエの発表会に着ていくドレスは
いつも手作りドレスでした。

自身も、二十代の頃は、
自分で作った服を着ていたようで、

その頃の服は、実は
今の わたしの体型にピッタリなようです。

晩年の服は、わたしには大きすぎて
きれないものばかりなんだけど。




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うわ、
ウエストも、ズボン丈も なおしが不要。

しかしまぁ、なんか。
うまい具合着こなせたら
面白そうなフォルム。


以前より、彼女のお洒落をワンピースは
舞台衣裳やパーティアイテムに
使ってたんだけど


舞台で来たやつ。かわいーワンピ。

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昔の人は、
普段からキチンとした服を着てたんだなぁ。


そして、これ

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これとか、超絶スキ。


なんと、これは
彼女がお見合い写真で着ていたモノらしいが


•••え?  斬新な、お見合い写真。

あの時代に、よくもまあ
これを着てお見合いに挑もうとしたものだ。

そして、それを見て
良いんぢゃぁねえか
と、見合いをしようとした父も、モノ好きね。


と、いう写真がこちら。


祖母たちの写真と一緒に出てきたよ。


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南国系の顔ですな。

つか、母方のおばあちゃんの顔
(白い着物の方ね)

まさにわたしの顔ですな、

ルーツ。笑笑 



断捨離っていえば
簡単な表現だけど

これは、
いろんな想いや 記憶が湧き上がっては
消えていくような もので、

もちろん、全てを捨てるわけではなく

ようするに
本当に必要なものだけを残していく作業
だなぁと。

母のワンピース達は、
クローゼットにきちんとしまいました。

パンツやジャケットも
一旦 箪笥へ。

全ての掘削作業が終わったら、
また考えてみよう。