ぬるま湯だと人はいつまででも入っていられるもので、人生もまたぬるい人生を送っていると解脱から遠ざかります。

解脱とは覚醒。

眠っている状態から目覚めることです。

目覚めるというのは、自分が何者かを思い出し、生きる意味や目的を理解して生きることです。

つまり、それがわからない状態、

自分が何者なのか、なんの為に生まれてきたのかわからない状態では、眠っている状態ということです。

地球上のほとんどすべての人が解脱を果たしていない今、地球上のほとんどの人は眠っている状態です。

やっと本当に限られた一部の人の覚醒が始まったけれど、まだほとんどの人は覚醒から程遠いです。

光が射しはじめている人も出てきていますが、ほとんどの人は「ぬるま湯」の眠った状態を楽しんでいます。

ぬるま湯のような眠っている状態は、一見心地良く感じますので、「ずーっと入ってて何が悪い?」と思うかもしれませんが、眠りは眠りですから、いつまでも眠ってるわけにはいきません。

これが夢だとわかったら、しばらくはいいかもしれないけれどいつかは飽きて目覚めようとするものです。

この眠った状態とは、言い換えると物質社会にドップリ身をおいていることともいえます。

精神性よりも物質性を大事にしている状態とでもいいましょうか。

物質は永遠ではありませんので、物質を一番大事にして生きると、とても不安でい続けなければいけません。

この不安定さから抜け出す決心が覚醒の扉を開けるのです。