1988年3月13日、横浜線に革命が起きた

国鉄の黒字路線の割にはJRになって暫くするまで単線区間があったり、車両は使い回しの103系でどう見ても、見捨てられているような路線に

なんと快速が走ったのだ



登場時の停車駅は

東神奈川 新横浜 鴨居 中山 町田 橋本 相原 片倉 八王子

だった

「えっ?何で鴨居が停車なの?」

そう思った、そこの、あなた!!

今回は鴨居停車の理由について語っていく



鴨居駅は横浜市緑区にある1面2線の島式ホームの横浜線の駅である

今では駅近くにララポートがあり、2011年度の1日の平均乗車人員は37828人とそこそこの数である

そんな鴨居駅に快速が停車した理由は隣の中山駅にあった

登場当時、快速の前を走る各駅停車は上下とも中山駅で待避していた

しかし中山駅は単式ホームと島式ホームの組み合わさった2面3線、八王子方面のホームだけ隔離(?)されている

コレでは中山駅で快速⇔各停の乗り換えをするにも階段の上り下りが必要となる

そこで鴨居駅に停車することによって同一ホームで乗り換えができるようにしたのだ

しかし、今では快速を待避するのは町田駅になってしまい、中山で待避してた頃の名残として誰得の鴨居停車が残ってしまったのだ



「だったら八王子方面だけ鴨居停車にすればいいじゃん」

そんなことしても利用客には分かりづらく、JRにとっても運転手や車掌が間違えが続出して面倒なだけ

「町田待避にしたところで鴨居通過にすればいいじゃん」

これは僕も思った

しかし、一度快速停車駅にしたを通過にすることはその駅に関係ない客にとってはいいことだが、通過にされた駅の周辺住民や通勤や通学などで利用してる客にとっては不便となり、そのような客から鉄道会社に怒りの鉄拳がぶっ飛んでくるに違いない

そのような理由でJRのみならず他の私鉄でも

一度快速停車駅にした駅はそれなりな理由やよっぽどな白紙ダイヤ改正がない限り通過にしないという暗黙のルールがあるのだ



中山駅の駅構造と中山駅で快速を待避するダイヤ

そんな2つの事情で快速が停車することになった鴨居駅

もし町田で待避するダイヤだったり、中山が2面4線構造だったら通過だったのかもしれない

鴨居駅のユーザーや周辺住民は運命に感謝すべきでは?