昨年2013年の8月に恩師の花妙林老師が奥様とお嬢様と一緒に来日され、最初は先生が留学された大阪、そして京都、和歌山、名古屋、富士山と来て、

そこから東京横浜と観光に、2週間の期間で訪れ、私は関東に来た先生たちをご案内しました。

(※その時の記録 花妙林老師と共に 

総合的な「上海武術研修ツアー 所感での総合的な まとめ  」


先生が、昨年の夏に日本へ訪問された感想で、

「日本は美しい」

「日本製品は素晴らしい」

「日本人は親切で真面目だ」


「日本はいいな、なんだ中国国内の報道は、やっぱり嘘だ」と仰ってくれました。

(※実際に今の上海では、全体的に日本文化、日本食品、日本製品ブームで日本人の評判は非常に良いです)

私は日本の海鮮の網焼きが美味しいと、紹介して さざえ、やハマグリ、ホタテや魚の干物を頼んで食べたら「美味い~!!」と喜んでくれました。

次の日は横浜のみなとみらい地区とシーバスに乗って、横浜港から横浜を紹介しました。

先生は魚の跳ねているのを見て、奥様に向かって「見ろ。うわぁ、活きがいいな!あんなのは上海にはない!」と驚いていました。

そして生ビールを頼んだら「中国では、あまりないな~。美味い!」と喜んでくださり、刺身でまぐろ、いか、白身、甘エビ、ゆでた蟹を頼みました。

先生は「美味い~。日本はいい!」「よし、俺は上海に帰ったら、日本はどこも良いところばかりだ、宣伝する」と言っていました。

そしてその席でざっくばらんに、いろいろ語り今後の国際武術界の流れ、中国国内の武術界の流れのリアルタイムの情報を教えてくれて、私は日本国内の武術事情を話し、

実は日本はもっと大きく発展できる可能性があって、自分はそのために仕事をしている。

しかし、日本国内で自分のような存在は「異端児」扱いを受けるだけで、苦労が多い、と先生に報告しました。

先生は、武術兄弟の「渡辺成人から聞いている」と言いました。

それから先生は「よし、俺は今上海武術界での力が使える。何でも希望があれば、俺が何でも、その実現に協力する」と言ってくださいました。

そして今年に入り、いろいろと2015年以降の私達の武術活動の発展を目指すための全面的サポートを復旦大学武術協会が行ってくれることになり、先ず2月の春節に自分は1人で上海に行き、いろいろと新しくなった上海のバス、電車での下見をこなし、

先生も復旦大学校内や、龍身蛇形太極拳館を案内してくれて、瞿栄良老師を紹介してくださり、

そこで自分は、その場で「素晴らしい」と即答し、

「5月には自分と数人で先ず、上海式総合太極拳の、龍身蛇形太極拳を日本国内での普及のための指導者・要員育成と、今後の国際大会項目での正式項目になるので、その選手育成も図ります」と約束をしました。

そのための2014年は先ず基本パターン構築のために、5月は武術隊、とその後にリクエストがちょうど出たので、10月に養生・健身項目での研修ツアーを企画しました。

中国式での交流活動は、先ず「実践」が先で、信頼関係が完成するとそこからは何でも進め易くなっていくというシステムがあります。

これは当然他の仕事でも同じで、多くの日本人はそういったことを知らないし、中国語も話せない、ということがいいかたちでの交流事業に繋がっていない事実を私の視点からは見えています。

今回10月のツアーを終えて、振り返って感じるのは、本当に嬉しいのは私を信頼してツアーに参加して頑張って上達して、練習活動も活発になったことです。

今回も上海ツアーでは朝から晩まで、上海の皆さんと明るく、楽しく、元気に太極拳と馬王堆導引術を学び、食事も朝昼晩と充実して、宴会も毎日楽しくて、

「ああ上海はいいなぁ!」と改めて、上海が大好きな私も充実した時間になり、またまた元気とやる気をもらいました(帰国後毎日での私のレッスン内容で判ると思います!)


今回のツアーで良かったことは、

今までは武術班から、年々に大会がある時は、武術隊を組織し、そのトレーニングをこなしたメンバーや国際大会出場が中心だったので、体力や免疫力が強いメンバーたち だったことでしたが、

今回は普通の養生と健身項目で私よりも年長の皆さんが訪問学習団員の構成になり、

年代も様々で、普通によくある様に、出発直前までは、

今までの日本の報道での情報の数々を聞いて、信じていて、

「中国は反日デモが起きたら心配」とか、

「中国人たちが怖い」とか、

「食の安全はどうか」とか、

いろいろと行く前に皆さんから、こうしたコメントの数々を聞きました。

そして、私は毎回、特にこの5~6年ぐらいは、

「私は高校1年生に初訪問して、3年生の夏休みで、個人留学をしてから、というもの 29年間 毎年に往来していて、怖いことなんか感じたことは、一回もありませんよ」と即答で答えると、

「本当・・・」「だけど・・・」という感じで、

中には顔色が曇る人もいました。

そして毎回上海から戻ると、

「上海は大丈夫でしたか!?」「怖くなかったですか!?」とか、

「食事は大丈夫でしたか!?」

と多くの方々から聞かれます。


「いつも通り、朝から晩まで楽しいだけですよ!」と言うと、「ええ~!?」という顔をされます。

私はたまに聞き返します。

「中国へ行ったことがありますか」

そうすると全くほとんどの方が「いいえ、行ったことがありません」といいます。

「私は29年間毎年往来して見てきて、実際に感じたことからお答えしています」

そして「行ったことのない人が、何で中国のことを知っているんですか、何を解っているのでしょうか・・」と自分自身の経験から言う時がたくさんあります。

そう言うと、どなたも同じ返事が返ってきます。

「テレビのニュースで言っていたから、新聞に書いてあるから、雑誌に書いてあったから」

そこで私は「私の感想では、そんなことはまったくないですね」

それに「それは報道する企業に雇われた記者が書いた記事でしょ。仕事柄、睡眠不足、精神疲労が溜まって脳の状態が不安定な人間の目からでの、慣れない中国が見える世界観なのでは、と自分は思います」


そういうと、人によっては「先生だけが普通じゃないから」とか、

「中国寄り」とか、「日本人なのに、反日中国の手先」とか、もっとすごいのは、

「中国で今現在に食の問題が大きくなっているのを知らないのか」とか、何故にか その人が勝手に怒っていて、私に「やっかみ」を懸けてくる人(年配男性)までいました。

当然に、中国へはまったく、行ったことのない人です・・・

(今この時点になったから、はっきり言いますが、私自身が今までに、本当に「嫌だな~」と感じてしまう「ストレス:精神的不快感」は、こうした人達から連続して出てくる「実際、現実にはない妄想」から来る言動の数々での内容や、不容易なアクションです・・)


今回も最初の夕食の前に「やっぱりホテルよりも、普通の食堂が絶対に美味いですよ」と言ったら、「腹を壊す」と言った方がいました。

(その方は2日めの普通のレストランで一緒に、中国式宴会で一緒に酒を飲んで絶好調になって、イェーイ!!とか叫んでいました・・・)


そして今回もツアーに参加する、と言っていた方が、直前に日本で報道されたニュースで「中国人が日本に来て、発売前の ipadを買い漁っていた」という報道があったのを見て、

「中国が怖い」「中国人が怖い」「食事や水が心配」といってキャンセルした方がいました。

私は「ああ、そうですか。あんな人間は街中にいないし、会ったことはないですよ」

「しかしながら、タイムリーにああいう行動をする人間が出て、何か不自然なアクションを起こして、何故にか、その場で、すぐ様に そのアクション映像をその場に撮る人が、何故かいて、報道機関が、その映像を買って、即様にたくさんのニュースになるのかが不思議ですよ」

と言いました。

その方は何かしら、うつむきがちで不安そうに考えていました・・・


今回のツアー日程を終えて、帰ってきて参加された皆さんは、口々に言ってくれました。

「食事が美味しかった」

「とにかく毎日が楽しかった、すぐ終わっちゃった」

「練習が気持ちよかった」

「中国の先生方は、みんな親切で優しい」

「太極拳が上達した、馬王堆導引術は善かった、元気になった! これからも頑張る!」と羽田空港での解散前に仰ってくれました。


私は、とにかく「事実」の確認を皆さんと一緒にできたこと、それだけが嬉しかったです。


今日も朝の野外練習で、このことを皆さん全体に話しました。


それを聞いた普通の皆さんは「!?」という表情になりました。


私はすかさず、「毎日楽しいだけですよ~」と、いつものように言いました。

そこで今回は気付いたことを言いました。


「いいですか、今年の春から、やってきた最新医科学データで判ったことは、日本全国での入院患者の1位は 精神性妄想障害:精神病 なんですよ!!」


「日本国内に誰もが目にする、報道内容を聞いて、中国怖い~、とか、食事が~、とか治安の不安が~、とか、きちんと聞けば見事に 精神性妄想障害 予備軍の一員 になれますね~」

「それに加えて、地震が~、とか、富士山の噴火が~、とか、放射能が~、とか、がんの病気が~、糖尿病が~、とか、とにかく が~、が、すごいですよね~」

あまりにも皆が「○○ガー、○○ガー」言うから、

ガーガー言うならアルファベットはZが最期だから、いっそみんなで「マジンガーZ!」とか やってやろうかな、と想うことがいっぱいあります。



最近は「東京ではデング熱が~、とか、アメリカではエボラ熱が~、とか、イスラム国が~、とか、テロへの不安が~、とか、世界中(※欧米先進国メディア的)で何かと、よく判らないことに、大勢がビビッていて、意味不明で本当にすごい」と思います。


多くの人々は、ありとあらゆる生活環境、1日24時間、1年365日。

1年、3年、5年、10年。

「あれから、40年!?」




「ストレス=精神的不快感」を解消するために「金、物、人」を消費して、何を現代日本社会の人々は得ているのかな、と思います。

先日に、世界経済1位になった中国の経済のすべての原動力になっていた、上海の町全体はとにかく市民もみんながみんな落ち着いて楽しんでいて、

初日の午後には旧日本租界にあった魯迅公園と四川北路周辺を歩き、主要参加メンバーから、お腹が空いたとリクエストがあったので古い地元のお店でショーロンポーと三鮮ワンタン、そして追加があって麻雀麺まで食べました。

魯迅公園内は昔からまったく相変わらずに活気があって散策をしました。

無料で歴史文物の多くを見て学べる上海博物館や豫園商場まで散歩しながら、上海の中心を皆で見学し歩いて、研修に参加された皆さんに目を向けて、確認しました。


「現実の上海はどうでしたか? 今回にキャンセルをした人は見事に「精神性妄想障害予備軍でしたね。すごいな~」

ある人が鎌倉の古跡で壁の染みを見て、

「ああ、源頼朝の幽霊が~、私を見ている~。怖い~、あるいは、何にもないところで、伏せろ~、といって伏せる、アクションをする人 と同じような精神構造」になっている、と感じます。


「ないものをある、として、あるものを、ないとする!?」

「嫌なことを善し、として!? 善いことを嫌なこととする!?」

つまりは「黒を白にして、白を黒にする」

そして、私はよく言います。

「実際にある現実と報道で流される情報の大きなギャップの内容の訳がわからないし、意味もない報道が国内には多く、何処の誰が、やらせているのか意味が解らない。いや判りたくもない。そしてそれらが常に正しいと信じる人たちが圧倒的な事実の方が怖い」


練習して、美味しい食事をして、明るく元気になって楽しくて、帰ってきたら、行ったこともない人達の多くから、

「中国は大丈夫でしたか、危なくなかったですか」と聞かれると、

「あなたの方が大丈夫ですか!? 危ないって何が危ないですか、危ないのは貴方の方ではありませんか」

といつも聞きたくなることがありますが、

冷静にこうした日本の現実を見て「凄いな~」とよく思いますが、今回で我々はひと安心です。


帰国したら、流れている映像からの報道で「政治家と金」「SMバーがどうとか」

日々に法律を作って、国民に規制をかける国会議員たちって、何何だろう、と思い、

そして相変わらず、しかし、すごい現実だな、と思います。

(ちなみに、先ほど見つけた この報道内容  過労防止法 この法律で労働者の「生命」を守れるか もすごいと思います)

さだまさしさん 遥かなるクリスマス