2008年北京五輪文化プログラムより始まった中国武術項目化のオリンピックムーブメントも大きくなり、2020年のオリンピック候補種目の中にも選ばれるまでになりました。

現在、中国武術協会・国際武術連合会には世界147カ国が加盟し 国際的な中国武術の人口 4000万人の活動において 教程内容も統一 標準を定め 統括しています。

(中国国内は7000万人、中国武術段位制での段位取得者は25万人)


この中国武術段位制度の成立過程は文化大革命の終わった1976年以降の1980年代から、中国武術協会、国際武術連合会では、新中国国内、中華民国的な波及、東南アジア的華僑、欧米、日本など、

国際的に分派して 広まった多くの伝統武術、近現代武術の広まりから、精妙にその特徴をも調査して研究し、

「129種項目」を選定し、ここから考古学的意識から、古き伝統文化遺産的なもの、を含めて発掘調査を行いながら 全範囲的な広まりを持つ国技:武芸:体育運動としての中国武術全体を考察し明確な基準を制定しました。

これは、もちろん人の数だけ中国武術項目 拳種は存在するとも言われていますので西洋スポーツ的感覚をも含む体育理論、医科学的側面での、

「系統的」「理論的」「特性」「特点」が確立し傑出したもの から基準にし、歴史的観点から確定し、中国国家体育機関での国家体育総局が認めて開発し普及活動を行ってきたものです。

1990年には世界中の中国武術団体の国際組織である 国際武術連合会が設立され 1998年から中国武術段位制が始まりました。

2011年から中国国内では新教程を評価制度として統一しました。2011年の6月に国家体育総局武術運動管理中心、中国武術協会の会議で干再清氏の国際武術段位制での準備が始められ、

今年2013年からこの中国武術段位制度が国際規定としても採用、施行が始まりました。

(実はこのことを受けて、我々は今回の香港大会により力を入れて頑張って活動を行ってきました)

于再清副局长的致辞,站在民族的高度、国家的高度、全球的高度看问题,让我们看到了武术段位制现在应做的工作,也看到了武术段位制发展的前景。

他说,启动武术段位制标准化管理体系建设,是推动武术段位制健康发展的重要举措,是加快武术标准化建设的具体行动。

我们要以中国武术协会实施段位制过程中取得的成功经验为基础,促进国际武术段位制的筹备工作,尽早实施国际武术段位制,满足世界各地武术爱好者参与段位考试,晋升武术段位等级的需求。他希望大家通过启动仪式,从加强武术标准化、规范化、国际化发展的高度,从建设体育强国、提高国家文化软实力、弘扬民族精神的高度,不断提高对武术段位制的认识,提高推广武术段位制的自觉性。

为加快武术段位制标准化管理体系建设,向世界体坛奉献一个中国文化特色浓郁的科学锻炼体系,作出我们共同的努力。

陳式太極拳






剣術



最新の中国武術協会の会議では先週8月6日の新聞発布会で国家体育総局の副局長の肖天さんは以下のように述べています。

我们要将武术段位制实现国际化发展,让越来越多的国外武术爱好者享受段位制带来的健康和快乐。中国武术协会应尽早实施国际武术段位制,满足世界各地武术爱好者参与段位培训和考试、晋升武术段位的需求。


このことで世界中どの国でもこの中国国家体育総局 武術運動管理中心が統一した中国武術段位制新教程が正式な評価基準となることが判ります。

当然日本でもいくつかの組織内オリジナルの評価制度を作って活動を行っているところがありますが、いずれは必ず国際武術段位制を批准することになると思います。

(組織でやらなければ世界統一基準の国際段位制から、評価対象外のシステムということになります)

(ヨーロッパ連盟はもう既に欧州版での中国武術段位制の普及は2011年から始まっています)






私達の活動では既に2001年から旧段位制を行い、2007年には中国からのインビテーションがあり、海外武術人士の部門で先ず私自身が行い、一番最初の日本人で六段位を取得しました。


本年度より国際武術段位制を基準に旧段位制を踏襲し、中国武術段位制に連動した普及活動を行っています。

ですから今回の香港大会でもメンバーは大いに力を発揮することができました。

中には中国人選手でも応対できない人もかなりいました。

私たちの新たなチャレンジでの実技成績は規定+自選項目の合計点18.0をクリアし、教え子が2人、六段と五段を合格しました。

二段にチャレンジした初メンバーも直前に規定内容の大きな変更を受けて練習をした一ヶ月でも充分に合格点を獲得しました。

一段は7.00ですが7.5を取得し、合格点を取りました。

今大会での大きな成果は、既に我々は中国武術専門学校と同じポジションに立てたことを実証できたと思います。

(実際に大会中でのライバルは昨年はロシアチームでしたが、今年は上海郊外にある全寮制の武術専門学校のレベルの高い上海嘉定武術学校と北京の首都体育学院でした。彼等のチームの代表は個人項目の最高得点9.4~9.5、総合3位以内には若干の点差で届きませんでしたが、いい試合ができたと思っています。北京少林武術学校の選手より、武術選手組はほぼ全員が点数は上を取りました)

中国武術段位制はもう私達は今年になって、すべて移行してあります。

今年の秋の交流会から技能考査会として行い、近い将来に資格試験を受けたい人は国内考査を経てチャレンジすれば、今回のように結果は出せると思っています。

そして、今後の国内組織にもかなり大きな影響を与えることになると思います。

「日本国内の武術段位制に思うこと」

https://ameblo.jp/yokohamabujutuin/entry-11591053288.html

後に判る人は判ると思いますが、充分に応対できるところと、そうでないところの分かれ道が激しくなると思います。

つまりは大所帯の組織でも合格できないところや、小さな所帯でも機能的に適応すれば、かなり高段位まで合格できるところが出てきます。

今や、この誰でも早く情報収集ができる現代日本社会で行動:アクションが遅く、後出しジャンケンでの勝ちを狙ったり、お金を出して相手に言うことを聞いてもらうようなことをするところは今後一発でアウトになるでしょう。

今後どのように応対していくかを見ていくことで、「できるか、できないか」でその人たちの持つ能力の有無は判明するようになるでしょう。

私達は、ずっとここまでやってきた中国本場での訓練・学習・交流活動や国際大会の試練を経てきたので、これからは本場中国を知り、国際レベルを知ったうえで、新しいスタイルでの国内レベルアップができるような普及活動にと力を入れて、大きな底辺の拡大と、より一層のレベルアップと発展へ目指したいと思っています。