横浜武術院・日本華侘五禽戯倶楽部のblog-新宿SC3


昨日は渡辺成人さんの中国武術の国際大会前の日本での最終調整の練習と合わせて久しぶりに一緒に練習をしました。

練習所は懐かしの新宿スポーツセンター。

以前1986年~1992年ぐらいまではいつもここで練習をしていました。

当時は我々のほかに空手の大道塾さんや蘇東成先生の練習会、「?」な気功あるいは合気道、ただずっと座っているだけの古武道の方々、時々レオタード&レッグウォーマー姿で踊っているダンス?エアロビック?の皆さん、90年半ばからはグレイシー柔術系の方もいました。

練習場ではいろいろな先生方との思い出がよぎりました。

恩師である杜進先生、一時期はお世話になり昨年は練習帰りにお会いした、今でもこちらで活動している馮正宝先生。

走る練習には外の戸山公園でランニングをしたりしていたことも思い出し、安徽省武術隊教練の楊承冰先生、徐淑貞先生が来日された時にもずっとこの練習場でトレーニングをしていました(合宿は勝浦かオリンピック記念青少年総合センターでした)


横浜武術院・日本華侘五禽戯倶楽部のblog-新宿SC2


横浜武術院・日本華侘五禽戯倶楽部のblog-新宿スポーツセンター1

自分はゆっくりと軽く基本功をこなしてから形意拳、太極拳、五禽戯と練習をしました。

渡辺さんは大会用のウォーミングアップから分段とこなし、南拳の全套をこなしていました。

ご子息の武流ちゃんも今年大会デビューするそうで長拳を練習していました。

(今日から渡辺さんは香港。出場する第8回香港国際武術節の大会は13日が出番だそうなので良い結果を楽しみに期待しています) 

お父さんの頑張っている姿に刺激され武流ちゃんもはりきって頑張っていました。


時間は過ぎていても、変わらぬ心の力は大切です。

人間は心から始まり心に終わる。

「心」のかたちが、その「人間」になるものです。

練習を終え、一緒に食事をして再びパワーをつけようということで

今回は鍋にしようということで、上野に出てアメ横界隈を散策して買い物をしました。


横浜武術院・日本華侘五禽戯倶楽部のblog-鍋1

横浜武術院・日本華侘五禽戯倶楽部のblog-鍋2

また今回も最近はまっている韓国料理店に入り、サンギョプサルという焼肉と

カムジャタンという辛い鍋を注文し、仕上げには石焼ユッケビビンパにチャレンジしました。


中でもカムジャタンは初めて食べましたが、これは武術をやる人にはとてもおすすめです。

中華には骨つき肉の料理は多く、コラーゲンを含む食材がたくさんあるのですが、

和食では魚や鳥の手羽先の煮物ぐらいなどで、動物系コラーゲンを多くとれなくて、

関節に負担が大きくかかる運動をしているとやっぱりこういった食材は本当に体が喜んでいる感覚がありました。

(時々関節を痛めるのも、こういった食材が足りなかったかな、とも反省しました)


今回は比較的ゆっくりできる時間もあり、多くを語り合えて、一緒に練習もできました。


今の日本を想うと、多くの人間関係には問題があるようで

「信じられる人」が少なくて「不健康さ」が蔓延し、

悲観的で消極的な人々が多いように見受けられます。


そうなってしまった世の中や人の心を変えることは難しい。

しかし、気の合う人同士、信じられる者同士で互いに積極的で前向きに頑張り、

そこから生まれる「楽しさ」を大事にしていくことを知っている人たち同士は、

物事を良い方向へ向かわせることが必ずできる。


今の世では多くの人々が「自分らしい生き方」を模索しています。

僕らはずっと高校生の時から今までに「自分らしい生き方」を貫いてきました。


途中、誰も望まぬ悲観的なコメントやアドバイスを浴びせかけてくる人や

カメレオンの如く世の風潮にホイホイと乗り、

簡単に仲間を裏切るような人間たちにもたくさん遭遇してきました。


「自分に勝つ」ことは大事なのですが、やっぱり一人では心元ない時も出てきます。

そんな時には同じような悩みや苦しみを耐えて、乗り越えてきた人同士の結びつきは大切です。


人生には山もあるし谷もあります。


しかし、どんな時でも「自分の味方」がいてくれる、という確信がしっかりあるのは心強いです。

これからまた10年後、20年後。


いろいろあっても今またこれからは多くの仲間たちも増え、頼もしい人材も育っています。

これからの未来が楽しみです。