横浜では、新春の穏やかで温かな陽射しを感じた1日でした。

昨日も朝から夕方までずっと充実した有意義な武術活動でした。


そして今日も元気に太極拳と導引、五禽戯とレッスンで楽しく頑張りました。

今日のレッスンのテーマでは「松竹梅」のお話しをしました。

(一応これは お酒の名前ではなく、寿司やのメニューとも関係ありません・・あるいは錦松梅という高級ふりかけがありますが、あれは好きです)


松は一年中で常緑であり、雨風に耐え、雪にも折れぬしなやかな枝葉を持っています。

人生でもベテランになれば、松の樹木のように寒暖や風雨に耐え忍び、頼りにされる存在になりたいものです。


竹は春の終わりから初夏にかけ、成長が早く 節々がしっかりとしていて、割れば真っ直ぐにと分かれます。

それが、若者の清々しく一途な姿勢の理想の姿を教えてくれます。


梅は厳寒の中に力を蓄え、いち早く健気で芳しい香りと優しい紅梅の色の花をつけ 新春の訪れを教えてくれます。

梅は春の到来に先立ち、全世代的においても 新たな生命の息吹とひたむきな努力のあらわれの範を教えてくれています。


ゆえに「松竹梅」


そして鶴は千年、亀は万年。


鶴は自立した生き様をしており、立つ姿は美しく、羽を広げた姿に見るものへ優雅な心地を与えてくれます。

亀は呼吸力に優れて長時間水中に潜っていられます。

敏捷的な危機感を持ち ゆったりしているようでも 危機を感じた時には素早い応対ができる生き物です。

これらは生存力において、生存できる環境的において 共に互いに支え合い、人に例えれば 相互に良好で有益な「縁」を起こしていく「縁起」にも繋がるのです。



私がよく行く馴染みの中華料理店には絵が掛かっていて、私はそれが好きでいつも眺めています。

そこにはきれいな梅の花が描かれていて、そして横に「富貴長寿」と書かれています。


真の「富貴」は時空の中に永遠の楽しみを教えてくれます。

末永く「長く」変わらぬ大自然が与えてくれる「寿:よろこび」を慈しんで楽しめる「心」が大事です。


だからこそ、「富貴長寿」


知る人は、ゆったりとその「真の味」を 

この時候の中に慶びを思い、今現在の流れて行く この時の流れの瞬間にも「感謝」を思うのです。


そして、本当の新年に皆様に伝えたい、私の好きな言葉。

「万事如意」「大安順利」