9月9日の晩に、今大会の中で最も大きいステージイベントが、

「2009年医薬博覧会 ”中華薬都・養生亳州”主題晩会」です。



ステージの模様(私も出演しました)



私は3日に北京に入り、4日の深夜に亳州に到着しました。

もう次の日の5日朝6時からの曹氏公園での

「亳州伝統華侘五禽戯倶楽部」の練習にすぐ参加しました。

中国武術・横浜武術院のblog-曹氏公園1


ここは伝統華侘五禽戯57代 薫文煥老師が住んでいる亳州市郊外の十八里から、

ミニバイクに乗ってやってきて、ずっと指導をしていた場所です。

五禽戯の指導によって自然に仲間が多く集まり、

薫文煥老師を中心に有志たちで立ち上げたのが、


「亳州伝統華侘五禽戯倶楽部」です。

現在は多くのメンバーが華侘五禽戯推広中心の指導部になりました。

現在は薫文煥老師は91歳の高齢になり、以前一度ミニバイクで転倒したこともあって、

今は伝統華侘五禽戯58代 周金鐘 修海燕の両老師が倶楽部を受け継いで活動しています。



練習では普通一般の皆さんの練習と、

大会に出る方々の2グループとに分かれて行っていました。

私はその大会に出る集体2グループ分を憶えなくてはならなくなりました。


中国武術・横浜武術院のblog-曹氏公園3


一つは伝統華侘五禽戯54式なので、タイミングとリズムを覚えて

チームの皆さんの流れに合わせるようにしていきました。


しかしナレーション入りの曲に合わせなければならないので、

その間に合わせるのが大変でした。

中国武術・横浜武術院のblog-曹氏公園2


集体の練習を見守る 伝統華侘五禽戯58代 周金鐘老師


この後に主題晩会用の全く新しい套路を憶えることになり特訓が始まりました。

本番まで、残り4日。

中国武術・横浜武術院のblog-主題晩会2

今大会に合わせて このいつもの練習の地に「五禽戯」の解説の表示板が新しく立てられていました。

中国武術・横浜武術院のblog-主題晩会1

中国武術・横浜武術院のblog-主題晩会3

五禽戯’猿戯’の像の前でちょっとの間の気分転換・・・


中国武術・横浜武術院のblog-主題晩会11


お昼近くまで練習が続き、

食事をしながら打ち合わせです。

左は共に参加するチームの核になっている指導員の趙方麗さん。

右は伝統華侘五禽戯58代 修海燕老師

中国武術・横浜武術院のblog-主題晩会10

左から伝統華侘五禽戯58代 周金鐘 武志坤の両老師。

お二人は本当にきさくで明るい先生です。

中国武術・横浜武術院のblog-主題晩会9

一先ず 一緒に記念撮影。


中国武術・横浜武術院のblog-主題晩会4

6日の夜から亳州市庁舎前に特設ステージが出来始め、
7日朝の練習からステージ上でのリハーサルになりました。

中国武術・横浜武術院のblog-主題晩会5


五禽戯のエキシビジョンチームは、

「亳州伝統華侘五禽戯倶楽部」「亳州華侘健身文化倶楽部」

「亳州古本華侘五禽戯研究会」の3チームで構成されています。

その舞台監督は伝統華侘五禽戯58代目 修海燕老師でした。

中国武術・横浜武術院のblog-主題晩会6


とうとうこの日がやってきました。


前日に第一回中国健身気功博覧会・華侘五禽戯養生健身節が終わり、

少し疲れも出てきましたが、もうひと踏ん張りです。

中国武術・横浜武術院のblog-博覧会6

中国武術・横浜武術院のblog-博覧会7


会場は始まる前から既に超満員で、ライトアップ。

さあ、始まります!

中国武術・横浜武術院のblog-博覧会8

2009年医薬博覧会 ”中華薬都・養生亳州”主題晩会

プログラム

1、開会の言葉

2、亳州市長からの歓迎の辞

3、中国北京同仁堂(集団)有限責任公司 代表者の講話

4、外国人VIPからのお言葉

5、中国中医薬協会 代表からの講話

6、安徽省人民政府 代表者による開幕宣言

7、”中華薬都・養生亳州”主題晩会


中国武術・横浜武術院のblog-主題晩会7


三国志 曹操の軍師団の武術の舞


そして特別ゲストとして歌手「屠洪綱」さんの生の「少林功夫」熱唱と、

少林武術のコラボレーションを終えて、我々の出番です。

中国武術・横浜武術院のblog-主題晩会8


総勢100人の集体五禽戯です。

(↓私は右斜め上真ん中ぐらいにいます)


大変でしたが、やり終えて とても大きな満足感がありました。

本場亳州の五禽戯界の皆さんと一緒にこういった記念に残るステージを

演じることでとても大きな勉強になりました。

中国武術・横浜武術院のblog-博覧会9


とにかく頑張ればできること。嫌なことであっても、うまくいかないことがあっても、

努力していればいつか必ず報われる。


頑張らない生き方もあるけれど、

手を抜いて、気を抜いて、楽なことばっかりやっていて本当に良くなることは絶対にない、と思います。

しかし、人間だから疲れることはあるし、体調の優れないこともあります。


でも何より、自分の可能性を自分であきらめないこと。

これが大事だと改めて確信しました。


中国、安徽省亳州市の皆様、老師の皆様、大きなチャンスを本当にありがとうございました!

またひとつ大きな進歩が出来ました。