曹操運兵地下道は、曹操が亳州城の地下に張り巡らされた地下通路です。
亳州がまだ沛国の「譙」と呼ばれていた時代、
三国志の前半に描かれている若き曹操が打倒「薫卓」を目指し、兵を集め鍛えながら、
故郷を守る為にも地下通路を作り
味方が人に知られずに外へ出られたり 内側が占拠されても外から入れるようにしました。
その長さは今現在発見されているものでも3kmはあるそうです。
公開されているものは安全性のため600m部分になっています。
その中を入ると、それはレンガで固められて よくできていて
通路によっては馬が入れないようになっていたり 兵士の鎧が着いているとつかえるようになっていたり、
途中、上下に分かれ 作戦会議や指揮系統を説明する広場もあったりして
滾雪(氵をとったそうです)と書かれているのは曹操の直筆の文字で、それを石に写したものだそうです。
雪だるまを作る時、ゆっくりと固まりながら丸まって大きくなっていくのを
自分の役割になぞらえて思いを託したそうです。