学問のスヽメ
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塾講師思い出話(5) ~あきらめない~

以前、中3の授業をしていたとき。

そのときは、某私立高校の過去問を解かせていた。

その中に文学史の問題が1問。


> 問 ラフカディオ=ハーンの日本名を、次のア~エの中から一つ選びなさい。
> ア.小泉八雲(こいずみやくも)
> イ.幸田露伴(こうだろはん)
> ウ.尾崎紅葉(おざきこうよう)
> エ.永井荷風(ながいかふう)


(このブログを読んでいる皆さんはおわかりだろうか?)


そのときのクラスは、成績順で一番上のクラスだったこともあり、
選択肢の作家の作品はわからないまでも、ラフカディオ=ハーンの
名前くらい聞いたことはあるんじゃないか、って思ってた。

なので、特に面白い答えも期待せずに、名簿の順番通りに生徒を指名
したのだが…。

そのとき指名されたのは、たまたま、と言っていいのだろうか。
当時はまだ珍しかった、帰国子女(アメリカ帰り)の男の子だった。
小学生くらいまではアメリカに住んでいた、というだけあって、
英語は並みの教師では歯が立たないほど出来が良かったが、
国語はちょっとイマイチな奴だったので、

(あ、文学史は無理かな)

と一瞬思ったのだが、奴は妙に自身ありげな顔つきで、

「イの幸田露伴!」

と答えた。

「ハズレ!」

と私が言うと、

「え~、何でだよ~! 絶対合ってる自信があったのに!」

と不満げな様子なので、

「何で絶対合ってるって思ったんだ」

と聞いてみると。

「だって、ラフカディオ・ハーンの日本名でしょ?
 幸田露伴=幸田 ロ・ハーンってことじゃないの?」

「………………………………………………………………」









そんなわけねーだろ!(笑)








そのときは、クラス一同そうとう笑わせてもらったものだ。

間違いを大笑いするのはたいへん申し訳ないことなのだが、
そいつはそのくらいでめげることは全く無く、むしろ
独特のセンスで定期的に珍回答を出してはクラスメイトに
笑いを提供していた。

その笑いは、いわゆる馬鹿にするような、嘲笑の類ではない。
わからないなりに、真剣に答えを模索した結果、たまたま
珍回答になってしまったということを皆わかっているし、
珍回答とはいいつつも、なんとなく、思わず「なるほど」と
思わせるような理屈を考えることに対する、ある種賞賛の
意を込めた暖かい笑いである。

今にして思えば、だ。
奴の、わからない問題に対する「それでも何とか正答を導き
出してやろう」とする執念は、ほんとうにすごいものだったのだ。

わからない問題にぶつかると、簡単に「こんなのわかんねー」
と放り出してしまう生徒のなんと多いことか。

もちろん、わからない問題に時間を費やした挙句、ほんとうなら
正解できたはずの問題まで時間切れでできないまま、になって
しまうのはもったいないことだ。
だから、受験における戦術という意味では、わからない問題に
いつまでも引っかかっている必要は全く無いことは確かである。
また、周りに友だちがいるところで、間違えることを恥ずかしい、
と思う気持ちもわからないこともない。

だけど。
わからない問題にぶつかったとき、自分の持っている知識と経験で
乗り越えようと努力すること。
すなわち、何らかの壁にぶつかったときに、それがたとえ自分にとって
高い壁であったとしても、今の自分のもっている力で何とか乗り越え
ようと努力すること。

これは、とても大事なことだと思うんだ。


だから、あえて言いたい。

簡単に逃げるな。
あがけ。
立ち向かえ。

それはきっと、君たちがひとつ成長するための、
大きなきっかけになるはずだから。






※ちなみに
問題の答えは、ア.小泉八雲 が正解です。
わかった?







塾講師思い出話(4) ~変わらないことで、変わること~

教え子たちの中で、最後の中3生メンバーの一人だったM。


中2の夏期講習から入塾してきたが、入塾当初は、授業中黙々と問題を解き、

休み時間中は一人で音楽を聴いている…という、何とも目立たない娘だった。


3つ上の兄も同じ塾だったが、彼は明るく良く喋るタイプ。

2人が兄妹であることを知ったとき、そのギャップに軽く驚いたものだ。


彼女の学年は当時4クラスあったが、入塾当初は3番目のクラス。

当時の私は1、2番目のクラスを担当しており、Mが2年生の時は直接授業で

係ることはなかったのだが、季節行事である「定期テスト対策」の時に何回か

教える機会があった。その時の印象は、「とにかく真面目なヤツだな」というところ。

でも、逆に言えばそれだけで、「○○(兄のこと)の妹」というイメージが大半だった

というのが正直な感想だ。


その、何とも無味乾燥なイメージを変えるきっかけになったのは、3年生になった

ときに、Mが2番目のクラスに上がってきたことだろう。


要は、直接指導するようになったわけだ。

もともと、「真面目に頑張る娘」という印象はあったため、上のクラスに上がって

きたのも「ああ、頑張って勉強したんだな」と感じただけで、あまり強い印象は

なかったのだが。

実際に指導するようになって、「こいつは実は凄いやつかも」と思い始めた。


とにかく、地道に、コツコツと努力できる娘だった。

私は常々、「努力できるというのは才能の一つ」と考えて

いるのだが、まさにその思いを体現したかのような存在といえるだろう。


教えたことはきちんと吸収する。

暗記の努力を惜しまない。

できなかった問題は、まず解答解説を見て自分で理解する努力をする。

どうしてもわからないことは、放置せず、わかるまで聞きに来る。


書くのは簡単だが、これを実践するのは並大抵なことではない。

少なくとも、私が中学生のときは、こんなことはできなかった。(・・;)


しかも、まったく自分のペースを崩さない。

3年生になってからは、授業がない日も塾に来て、自習室できちんと勉強を

して帰っていく。毎日だ。一般中学生の意志では、ここまでできないだろう。


かといって、勉強しかしていないかといえばそんなこともなく、引退するまでは

剣道部(!)に所属し頑張っていたし、クラス担当として接するようになってから

気が付いたが、友人も多く、面倒見の良い姉御肌の一面も見せていた。


最終的には、彼女は県内でも上から数えた方が早い、トップレベルの進学校

に合格した。正直、入塾当初の成績から考えたら、ありえない合格だ。

ある意味、人生が変わった(自らの力で変えた、という方が正しいか)娘の一人である。


記憶に残る凄いヤツ、という意味では、以前紹介したNと同じではあるが、

Nが「自分のペースを変える(=部活主導の生活から勉強主導の生活に変える)」

ことで自分自身の未来を変えた(=成長した)のに対し、

Mは「自分のペースを変えない(=黙々と努力し続ける)」ことで、自分自身の

未来を変えた、と言うことができるだろう。


余談ではあるが、Mが就職した年に、激励のメールを送ったときのこと。

ある資格試験に挑戦中である、とのことだったので、冗談交じりで

「合格したら、勉強のコツを教えてくれよ」

と入れたら、次のような返信があった。


「コツなんて、私には教えられないですよ。

                 だって、私はただ努力するだけだから」



ああ、こういうところは本当に相変わらずなんだな。

きっと、これからもずっとこのペースを変えずにいるんだろう。


そして、きっと、これからもずっと成長し続けていくに違いない。

いい方向に変わり続けていくに違いないんだろう。


そんなことを考えながら、何となく安心したことを、今も忘れられない。




塾講師思い出話(3) ~成長の実感~


私が大学3年のときに受験だったNは、中1で入塾してきたころは、本当に

部活バカとでもいうような子で、毎日サッカーに明け暮れて、泥だらけの

格好で塾に来て、大騒ぎをして帰っていくようなヤツだった。


当然、テストもボロボロだったが、あれは1年の期末テストの時だっただろうか。

どうやら、友だちと点数勝負をしたらしい。


「よこづな先生、今度の社会のテストでどうしても今までよりもいい点数を取りたいんだけど

どうやって勉強したらいい?」


と聞いてきた。

普段はお調子者だが、部活では1年生でレギュラーを脅かすくらいの男だ。

根性はある。


「俺の言った通りのことができるか?」


と聞いたら、


「必ずやる」


といつになく真面目に答えてきたので、私は一つの勉強方法を提示した。


「塾の社会の問題集に、『一問一答』のページがあるだろう。それを、山ほどコピー

していけ。それで、

一日一枚同じ問題を毎日やれ

とにかく何回もやれ

問題文を見た瞬間、答えが浮かんでくるまでやれ。

うわ、すげえ体育会系(^^ゞ


でも、そこはさすがサッカー部期待の星。もともと体育会系のノリは問題ないだろうが、難しく考える必要のない

勉強方法は性に合っていたのかもしれない。わりと素直に


「わかった、やってみる!」


と言って、言われた通り、一問一答になっているページを山ほどコピーして帰っていった。


(そのあと、「生徒にコピーをさせ過ぎだ」と社員に怒られたことは、Nには内緒である( ̄Д ̄;;)



その後、テストの結果はどうだったかというと…



「先生、やったよ! 前50点だった社会が、90点になった!」






すげえじゃん∑(゚Д゚)






今、思い返してみても、私の講師生活の中で一番著しい成長を実感させてくれたのは、

この子ですね。

この一件で(?)自分の勉強のペースを掴んだ彼は、2~3年までの間にメキメキと

力を付け、1年の頃は5教科で200点~250点くらいだったのが、3年生になる頃には

5教科で400点以上をキープできるようになり、高校は中堅上位の私立高校に進学。

卒業後は6大学の一つに数えられる某大学に行きました。



あいつが6大学の一つに…。

俺よりずっとすげえじゃん。

良くやった。お前は本当に頑張った。




彼は、「やればできる」という言葉を信じさせてくれた実在の人物として、

たぶん私の記憶の中にずっと残るであろう人物の一人です。



塾講師思い出話(2) ~やってみて、はじめてわかること~


きっと、中・高校生くらいの皆さんなら一度は思ったことがあるのでは

ないかと思うのですが。


学校の先生の授業を受けていて、「俺(私)の方がまだマシな授業ができるんじゃないか」



とか。

どうです?



私はといえば…ええ、かなーりそんなこと考えてましたよ。


学校の授業ですが、たまにいるでしょ?

催眠術みたいな授業をする先生とか。

もうね、高校生の頃なんかは、大学受験を意識しているわけですから、

そういう退屈な授業をする先生がどうしても許せなかったりして(笑)。


「まだ俺の方がマシな授業できるよ!」


とか本気で言ってました(笑)。本気で思ってたしね。



だから、大学生になって、塾講師をはじめたとき、実のところ結構うまくやる

自信があったんですよ。



ところがところが。



やってみてはじめてわかった。

人にものを教えるってのは、そんなに簡単なことじゃないってね。



家庭教師とか、今流行りの個別指導塾とかなら、1人あるいは少人数の生徒を

相手に、生徒のペースにある程度合わせた授業ができるのかもしれません。

だけど、私が働いていた塾は、ほんとに普通の集団授業をやる塾で、

普通は1クラスに常時15~20人程度。多ければ30人くらいの生徒を相手に

授業をするようなところでした。


当然、それだけの人数がいれば、いくら入塾テストである程度同じくらいの

学力の子でクラス分けしているとはいえ、やっぱり理解のはやい子とそうでない

子が出てきてしまうのは仕方のないことで。


そういう、ある種バラバラのクラスをまとめながら、それなりに結果が出るように

授業を進めていくっていうのは、本当にシンドいことでした。


いちおう、勉強することが目的の学習塾だって大変なのだから、

成績もてんでバラバラ、生活態度・習慣もバラバラっていう学校のクラスを

まとめなければならない学校の先生ってのは、

実は本当に大変なのではないかと。


最近は「いじめ問題」が取りざたされていて、クラス担任の力量を疑うような

声も目にしたり耳にしたりします。

確かに、どうしようもなくやる気のない先生も世の中には存在しますが。

頑張っている先生も、たくさんいると思うのですよ。



だから皆さん。

ウザい先生もいるのかもしれませんが、あなたたちの周りにいる先生で、

「自分が好きか嫌いかは別にして、この先生、結構頑張ってるんじゃないか」

と思える人がいるのなら。

その先生の授業は、ちゃんと協力しようよ。

授業ってのは、先生1人が頑張っていても、空回りするだけ。

周りのみんな、生徒たちも一緒に頑張って、はじめて「良い授業」が

成立すると思うので。



塾講思い出話 ~第一印象って難しいね~

今でも忘れられない、塾講をはじめて、一番最初に担当したクラスの、

一番最初の授業のときのこと。



何かのマンガの世界のように、高校時代に家庭教師のバイトでもして

いればともかく、そんなことしたこともない、経験値ゼロ、LV1の状態

で臨む授業だから、アドリブなんてききっこない。臨機応変な対応なんて

とてもじゃないができっこない。



そんなことは自分が一番良くわかっていたから、せめて予習は万全に。

今日やる単元については、どんな質問が来たってバッチリだ。

でも、授業だけじゃつまらなくなってしまうから、つかみの雑談もいくつか

仕込んでおこう。



さあ、準備は完璧だ。

頑張るぜ!



期待と不安を抱きつつ、指定された教室のドアを開けた。







女子中学生A 「…うわっ、なにあのデブ! 気持ち悪っ







ボクシングで言えば、一発K・O。

その日、どんな授業をしたかなんて、もう今では覚えていないけれど。

あの一言だけは、今でも忘れられない、苦い思い出だ。



どんな世界でもそうなんだろうけど、最初の第一印象ってのはやっぱり

大事なんだよね。

「人間見た目じゃない」ってのは、ある意味本当だけど、ある意味嘘だ

彼女の何気ない一言は、そのことを痛いほど強烈に教えてくれた。

人間、第一印象で失敗すると、その後の関係をフォローするのはかなり

困難になる。



このときの経験は、後に就職した会社で営業に配属されたときに、

本当に役立った。

今でもデブなことには変わりないけど(笑)、今風に言えば、せめて

「キモい」とか言われないように、気をつけるようになった。

髪を伸ばさないようにするとか、ヒゲをきちんと剃るとか、着るものは

きちんと洗濯・アイロンがけされたものを着るとか、そういう細かいところ

に注意するだけでも、結構印象は変わるものだ。



ちなみに。言動については「明るいデブ」を心がけるようにしているσ(^_^;)。

2割は太っていることを気にしているが、8割はネタ、そんなところだ。

6月29日の「セク腹」ネタ などがいい例だろうか。



塾講時代の4年間で形作ったキャラクターは、今もなお通用している。

と思う。少なくとも、初対面の人とのファーストコンタクトは、それほど

苦にはならない。それは、学生であっても、社会人であっても同じだ。



12年前に、私を一発K・Oしてくれたあの子は、今ごろ何をしているのだろうか。

クラス担当をしていたときは、本当につらかったが(笑)、今となってはいい

思い出だ、といえる。少なくとも、彼女のあの一言がなければ、今の私は

なかったかもしれないのだから。



ちなみに、その子とは、中学在学中はついぞまともに話をすることも

できなかったが、高校に進学してから、いろいろ相談に乗ったり

学校の授業でわからないところなどを教えてあげたりしている

うちに、和解することができた。



「よこづな先生って、いい先生だよね。中学のときはごめんね」



あの一言は、当時塾講を続けようかどうか悩んでいた私に、



「もう一年、頑張ってみるか」



と思わせてくれたことも、たぶん忘れられないだろう。





育児休暇の拡大?

自動車部品の大手メーカーであるデンソーが、育児休暇 の取得時期を

拡大するそうです。(参考記事 asahi.com より)



試みとしては、非常におもしろい、というかすばらしいものだと思います。



産休にしても、育児休暇 にしても、現状制度としては導入されていても、

実際に使おうとすると、意外と使いにくい会社が多いのではないかと思

うんですね。



事実、まだまだ50代以上の人には多いと思いますが、

「子どもを生んだら、女は会社は辞めるのが普通だろ」

と考えている人、相当数いると思います。

ましてや、男性が育児休暇 を取るなんて…おそらく真っ先にリストラ

対象の名簿に名を連ねることでしょう。

(もちろん、建前上公然とそんなことはできませんが)



そんな中、デンソーのような大手企業が、育児休暇 という制度を

充実させよう、という姿勢を見せてくれたことは、それなりに意義の

あることだと思うのです。



政府が弱腰な少子化対策しかできない現状ですが、このように私企業

のレベルでの動きが高まってくると、また状況が変わるのかな?

と少し期待したいところですね。



より良い自分になるために

こちら(長野県)の方の中学校・高校は、ぼちぼち期末テストが

終わっているようですが。



皆さん、テストの結果はどうだったでしょうか。



最近は、テスト結果にこだわることは良くなという風潮が

強いようですが。



私は必ずしもそうとは思いません。



いい意味で人と競い合うことで、自分自身に高いハードル(目標)を

設定することで、今までよりも、もっと成長した自分になれる。

これ、悪いことではありませんよね。



努力することの何がいけないのか?

いけないことであるはずがない。

良くないのは、結果を追い求めるあまり、不正な手段をとろうとする

心の狭さを持ってしまうことでしょう。



昨日よりも今日。

今日よりも明日。

明日よりも…。



少しずつでもいいから、自分を高めようとする意識を持って、

自分をより良くしようという気持ちを持って、



一日、一日を大切に過ごしてみませんか。



狙いを絞れ

仕事をしていく上で、メールのやりとりはコミュニケーションの

手段としてすでに必須の存在となっていますが。



人によっては、すごいメールを書く人がいます。



何がすごいかって?



① 一行の長さが、画面の端から端までびっちり埋まっている。

② なおかつ、言いたいことを何もかも全て書くため、紙で印刷すると

  短くても3枚~4枚以上になる行数。

③ しかも、強調したい部分をで色付けしているが、

  色付けされている部分が全体の9割を占める。

  (全部強調したいのかよ!)

④ その上、Excelなどの添付ファイルがひどいときは20以上

  付いている。(しかも全部読めと言わんばかり)



私はコレを、気違いメールと呼んでいます。(^_^;)



日々忙しく仕事をしている中で、こんなメールを送られても

読む気になれないよパンチ!



社会人でも、中途半端に偉くなった人に多いのですが、

知っている知識を何もかも全て披露した挙句、

結局何を言いたいかわからない

人って、結構多い。




塾講師をしているときに学んだ(?)ことですが、

人に本当に伝えたいことがあるとき、それを

どれだけ簡潔に、わかりやすく伝えられるか

という能力は、本当に必要なチカラなんだなあと思うのですよ。



だけど、伝えたいことを簡潔にまとめる=狙いを絞る ということは、

実際に文章を書いてみるとわかると思うのですがこれが結構ムズカシイ。汗



だからね、学生の皆さん。せっかく国語を勉強するのなら、教科書の文章を

「この作者は、どうやって読者に自分の思いを伝えたいのだろう」

という目で読んでみるのも、面白いと思います。



教科書に掲載されている文章というのは、良く「かたくてつまらない」

と論評する人がいますが、そんなことはない。

逆に、それぞれの学年で、きちんと読みこなせる(あるいは読みこなせて

ほしい)と思われる文章が吟味されているはずなのです。



その中には、実は私たち自身が何か文章を書かなければいけないときに、

参考になる表現などがけっこうあるんですよ。



そうやって、人にものごとを伝えるチカラを養ってみるのも、

大切な勉強の一つだと思うのです。



P.S

私の文章がわかりやすいか?簡潔か?どうかはまた別のお話と

いうことにしておいてください(^^ゞ


やりたいこと


今日、たまたま会社を

辞めることが決まっている

人と一緒に仕事をしたのですが。



仕事とは全然関係ない話で盛り上がってしまいました。(^_^;)



その人は、もうすでに小学生の子どもがいる主婦なのですが、


やりたいことが見つかった


ので、会社を辞めてそちらに集中したいとのこと。



やりたいことを見つけ、挑戦するってのは、

何歳になったって、自分の心意気しだいで

何とかなるもんなんだな、と。晴れ



実のところ、私は学生時代に2回、社会人になってから3回、

やりたいことを断念しているのですが。


まだまだ、あきらめるには早い!!


と思わせてもらえました。メラメラ



皆さんはどうですか。

目標に向けて頑張るってことは、中学生・高校生くらいだと


カッコ悪い(T_T)


と思ってしまう人もいるかもしれませんが。

生きていく上では、大事なことなんじゃないかと思うのです。キラキラ



幼児教育の無償化検討

自民党の中川政調会長が、幼稚園・保育園等の無償化を検討することを、

政府の「経済財政運営の基本方針(骨太の方針)」に盛り込む方針を示した

そうです。 (参考…asahi.com から)



個人的にはすばらしいことだと思います。

というか、こういうことこそ考えて欲しかった、と言えるでしょう。

(6月30日の記事参照)


実現可能かどうかは別にして、ですが。汗



でもね。

働いていても安心して子育てができる環境を作る、っていうことは、

やっぱり必要なことだと思うんですよ。



育児書や教育論などを読むと、「子どもが小さいうちは家庭で愛情を

持って育てるのが大切である」みたいな意見が良く見られますが。

確かにそれはそれで正しいことなんでしょうけど、

それだけじゃないだろ

とも思うわけで。



かく言う私も、我が家は両親がずっと共働きでしたから、小さい頃から

保育園に行っていましたが、

それなりに普通に育っていると思います。( ̄ー ̄;



これからの日本は、多数の家庭が共働きをせざるを得ない環境に

なっていくのではないかな、と推測します。

(なぜか、についての私の考えは、また別の機会に書きたいと思います)

とすれば、ますます幼稚園・保育園(特に保育園か)の必要性は

高まってくるでしょう。



そう考えると、国や地方自治体が、もっともっと本腰を入れて、

児童福祉に関係する方面の政策に力を入れることが大事なんじゃないか。

私はそう思うのです。