桜の着物帯展で心は春らんまん
市の博物館のギャラリーで開催されていた、
「桜の着物帯展」を観てきました。
京都の職人さんが作る着物や帯を集めたもので、
手間ひまかけた、美しい着物や帯がずらり40点ほど並んでいました。
桜の着物帯を、一度にまのあたりにでき、
心は完全に春爛漫になってしまいました。
豊橋市にある呉服店「丸重多かはし」さんの主催の展示で、
店主さんの説明もうかがうことができました。
着物には遠近感のある絵画のような桜の風景や、
満開で画面からこぼれんばかりの美を競い合う桜が、
薄桃色などのはかない優しい色で描かれていました。
描きの技法などもお聞きしたりと、
職人さんの数が少なく高齢になっていることなどもお聞きしました。
特に着物の柄はひな型と呼ばれる原型の図案を起こすことから始まるので、
店主さんもいろんなデザインを提案されているそうです。
この展示の着物の図案は、ほとんど店主さんがかかわっているのだそう。
世界にたった一つのデザインの振袖をまとうなんて、
素敵でしょうね~~。
帯も唐織を中心に手織りの素晴らしいものが、
ずらりと並んでいました。
これらは販売品なのですが、
京都の職人さんが作る着物や帯は、「工芸品」という扱いなので、
このギャラリーを利用できるようなのです。
お値段は明かせないということでしたが、
なかなか超一級品の着物や帯をずらりと拝見する機会はないので、
とても贅沢な目の保養をさせていただきました。
良いものを観るっていいですね。
店主さんも素敵で穏やかな方でした。
きっとお客様がたくさんつくんじゃないかと感じました。
会期は終わったようなので、本物をご覧になりたい方は、
豊橋市の多かはしさんまで。