2011年3月11日の震災後、
福島第一原発から20キロ圏内の警戒区域に取り残された動物たち。
震災後すぐの3か月の状況をまとめた「のこされた動物たち」の続編で、
2011年7月から2012年1月末までをまとめ、震災後1年経った3月にだされた本です。
ペットと一緒に逃げた、または逃げようとしたけれど、
レスキューのヘリコプターやバスに一緒に乗れなくて、そのまま離れ離れに…
もう、怖くて、動物を助けようとするボランティアにも近寄れない犬が、がれきの中を走る。
警戒区域への一時帰宅で、家屋に戻った住人に鍵をかけられて、閉じ込められてしまった猫。
震災後、何か月も…
生きようとがんばる動物たち。
捕獲や、餌置きをしてきたボランティアさんにほんとうに頭が下がる。
最後に、「あなたにも、できること」として、
「寄付する、物資を送る」「里親になる」「一時的に預かる」「ボランティアをする」「知る、伝える」ということが紹介されていました。
目をそむけたくなる惨状に、知ることさえためらいたくなるけれど、
知らなければいけないんだと教えられた一冊です。
☆追伸
先日、「福島第二シェルター」(犬・猫)へのボランティアに行ってきました。
人手不足で、毎日の散歩もままならない犬たちの為に、ボランティアに出かけてみてください。
福島県動物救援本部
http://www.pref.fukushima.jp/eisei/saigai/volunteer/volunteer.htm
施設の様子(先日のボランティアの報告ブログ)
http://blog.goo.ne.jp/yok2yok2/e/096a562c90abb671853982aa74ad24ac