ナイト・ウォッチ NOCHNOI DOZOR
ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR ![]() ¥500 株式会社レントラックジャパン ![]() 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン ナイト・ウォッチ NOCHNOI DOZOR 特別編 プリズン・ブレイク Vol.1 ![]() ¥500 株式会社レントラックジャパン ![]() イメージ映像1 ![]() イメージ映像2 | ロシア版マトリックスとかいうフレコミなんで「どんなもんじゃ?」ってな感じで観てみました。 ロシアで社会現象を巻き起こした人気SFアクション3部作の第1章。特殊な能力を身に付けた人間“アザーズ”たちが、光と闇の勢力に別れ、戦いを繰り広げる。(「Oricon」データベースより) ということらしい。 日本での宣伝部長に就任したのがナゼ長州小力なのか?は謎ですが、確かに、映像の雰囲気は、スタイリッシュで、なんとなくベルリンとか東欧の香りが漂うような、ダークでエッジの効いた絵づくり。 CGも使い方がうまくて、低予算なんでしょうけどあんまり違和感はありません。このあたりは日本映画界も参考にしてほしいですね。せっかくつくったCGだから!ってな感じで、チョーわざとらしく使うことが多い邦画と違って、さりげないです。 人物以外全部CG、なんていうハリウッド大作とも違ったリアリティを楽しめます。 しかし、しかしです。 ストーリーが激しく発散気味です。災いを招く女ってのはストーリーに関係があるのか?3部作のうちの1作目ということなので、もしかすると伏線なのかも知れませんけど。 その他、随所に見られる「説明ナシ!意味不明!」なシーンが唐突で、詰め込み過ぎな印象を受けます。 また、しょうがないのだけどキャストは全員日本では無名。近所の映画好きなにーちゃん、ねーちゃん、おじさん、おばさんが集まって自主制作しました、って感じです。 サングラスでキメるシーンも、やっぱりキアヌ・リーヴスにはかなわん。 最後に父と子が両陣営に別れ感情的軋轢を残すっていう、ビミョーにスターウォーズ臭を漂わせ、つづく! 果たして「2」は発売されるのか? この映画考えた人はきっとハリウッド映画オタクで、光と闇の戦いという単純なベースストーリーにいろんな映画のエッセンスを盛り込んで後から味付けをしていったのでしょう。 1つの作品をパクろうとしたけどパクりきれなくてどうしようもない映画になるよりは、いいかも!ってことで、そういう観方をすれば楽しめるし、ある意味これも才能かも知れません。 B級映画として観れば異文化カルチャーも楽しめてGoodです。 ハリウッド的まとまりを期待する人には不向き。 追記: 本作とは関係ないですが、プリズン・ブレイクの第1話がオマケで入ってました。面白かったです。本編以上に。「24」にはノレなかった私ですが、これは続きを観ちゃいますね。 しかしアメリカのドラマは映画的ですね。 常にカメラがとまって動きゃしない、台詞まわしも効果音もチープ、そもそもプロットが漫画原作とかオリジナリティゼロな、単なる「動くタレント名鑑」と化した日本のドラマとは雲泥の差。 すべてにおいてレベルが上です。人気がでちゃうとシーズンxxとかいって無駄に引っ張るところ以外は。 |
